<30日の注目銘柄>=エムスリー、アサヒHD、RSTECHなど

▽エムスリー <2413>
21年3月期第1四半期(20年4-6月)の連結業績(IFRS)は、売上収益354億7800万円(前年同期比15.3%増)、営業利益112億5300万円(同26.4%増)。新型コロナウイルス感染症拡大に伴って製薬会社の需要が急増する中、「メディカルプラットフォーム」が売上収益136億1200万円(同31.7%増)、営業利益62億円(同70.2%増)と好調に推移。全体として2ケタの増収・増益を達成した。
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▽アサヒホールディングス <5857>
21年3月期上期(20年4-9月)および通期の連結業績予想を上方修正。上期は売上高を従来の690億円から790億円(前年同期比29.5%増)に、営業利益を67億円から108億円(同55.7%増)にそれぞれ増額。通期は売上高を1500億円から1650億円(前期比21.7%増)に、営業利益を160億円から210億円(同16.6%増)に引き上げている。国内などの貴金属リサイクル分野における貴金属回収量の確保および貴金属価格の上昇、また北米の貴金属精錬分野における製品加工・販売や金融取引の増加が主な要因。
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▽RS Technologies <3445>
20年12月期上期(1-6月)および通期の連結業績予想を上方修正。上期は売上高を従来の112億円から126億円(前年同期比0.7%増)に、営業利益を14億円から25億円(同9.3%減)にそれぞれ増額。通期は売上高を227億円から235億円(前期比4.1%減)に、営業利益を32億円から43億円(同8.8%減)に引き上げている。上期において、米中通商摩擦による景気減速および新型コロナウイルス感染症拡大の影響を鑑み、プライムシリコンウェーハの業績悪化を見込んでいたが、主として顧客の需要増により想定したほど悪化しなかったことが主な要因。
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▽イーブックイニシアティブジャパン <3658>
21年3月期第1四半期(20年4-6月)の単体業績は、売上高70億5500万円(前年同期比51.4%増)、営業利益4億800万円(同2.2倍)。新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、自宅で電子書籍を読む市場ニーズが高まったことに加え、自宅から紙書籍を注文するニーズが増加。売上高は「電子書籍事業」が52億8500万円(同47.4%増)、「クロスメディア事業」が17億7000万円(同64.5%増)と両輪が好調に推移する中、単体営業利益の通期予想8億8000万円(前期比10.9%増)に対する進ちょく率は46.4%となっている。
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▽SCREENホールディングス <7735>
未定としていた連結業績予想について、21年3月期上期(20年4-9月)は売上高1410億円(前年同期比4.9%減)、営業利益35億円(同1.8%増)、通期は売上高3160億円(前期比2.2%減)、営業利益180億円(同43.3%増)としている。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<30日の注目銘柄>=エムスリー、アサヒHD、RSTECHなど
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2020-07-29 19:00