日鋳造、前期は営業黒字確保、今期は営業益2億円を計画

 日本鋳造 <5609> は18日引け後、14年3月期の決算を発表した。  売上高は前期比2.0%減の111億1000万円、営業利益は同94.5%減の1800万円と減収減益で着地。最終損益は2800万円の赤字(前期は1億8800万円の黒字)に転じた。  同社は1月下旬に業績予想を下方修正し、赤字予想に転じたが、営業損益は黒字を確保でき、最終赤字幅は従来予想ほど大きくはならなかった。年度末にかけて出荷が順調だったほか、コスト削減で損益状況に改善がみられたという。  15年3月期は売上高125億円(前期比12.5%増)、営業利益2億円、純利益1億円を計画。配当は前期と同じ期末一括で2円50銭を予定している。大型鉱山機械向け鋳鉄品の売上高は減少が継続する見込みだが、他分野への売上高増や、公共投資関連の積極的な営業活動によって増収を目指す。  18日終値は8円安の156円。(編集担当:宮川子平)
日本鋳造は18日引け後、14年3月期の決算を発表した。
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2014-04-18 15:15