<4日の注目銘柄>=マルハニチロ、ホクト、イビデンなど

▽マルハニチロ <1333>
21年3月期上期(20年4-9月)の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の3850億円から4220億円(前年同期比5.6%減)に、営業利益を55億円から83億円(同16.1%減)にそれぞれ引き上げている。「漁業・養殖事業」は想定以上の厳しい事業環境が続いているが、「商事事業」は想定より減収減益の幅が小さく、「海外事業」は増益となっていることが主な要因。21年3月期第1四半期(4-6月)は、売上高2020億5600万円(前年同期比8.9%減)、営業利益43億2500万円(同9.6%減)だった。
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▽ホクト <1379>
21年3月期上期(20年4-9月)の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の322億円から337億円(前年同期比4.8%増)に、営業損益を10億2000万円の赤字から5億7000万円の黒字(前年同期は9億6000万円の赤字)にそれぞれ引き上げている。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で内食志向が進む中、免疫力向上への関心の高まりがきのこの需要喚起に繋がり、春先の低温による野菜の品薄基調の継続で、きのこの価格も堅調に推移した。21年3月期第1四半期(4-6月)は、売上高166億5100万円(前年同期比5.8%増)、営業損益6億100万円の黒字(前年同期は6億1000万円の赤字)だった。
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▽イビデン <4062>
21年3月期上期(20年4-9月)の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の1300億円から1350億円(前年同期比6.5%減)に、営業利益を60億円から100億円(同30.8%増)にそれぞれ引き上げている。主に「電子事業」における昨年度からのパソコンの買い替え需要が持続したことに加え、サーバー向けICパッケージ基盤の需要が順調に推移していることがその要因。21年3月期第1四半期(4-6月)は、売上高648億2700万円(前年同期比11.6%減)、営業利益65億3600万円(同44.7%増)だった。
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▽ジョイフル本田 <3191>
20年6月期の単体業績は、売上高1249億900万円(前期比4.9%増)、営業利益91億8700万円(同18.2%増)。外出自粛による在宅需要や気温の上昇などに伴い一般消費者向けのDIYやガーデン関連商品が想定を上回って伸長し、品揃えを強化中のプロ向け商品も好調に推移するなど、利益率の高い住まいの分野の商品の伸長により、売上高で38億900万円、営業利益で20億1700万円、それぞれ従来予想を上回った。
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▽イチネンホールディングス <9619>
21年3月期第1四半期(4-6月)の連結業績は、売上高270億3200万円(前年同期比21.4%増)、営業利益15億4100万円(同6.0%増)。「パーキング事業」は、新型コロナウイルス感染症の影響による外出自粛や商業施設の営業自粛等で駐車場の稼働が大幅に低下し、営業損益は8700万円の赤字(前年同期は2億800万円の黒字)に陥ったが、主力の「自動車リース関連事業」が、車両は小型化傾向にあるがリース契約台数の堅調な推移により、営業利益を13億2400万円(同34.5%増)に伸ばして全体をけん引。「機械工具販売事業」も前期に連結子会社化した「アクセス」の貢献もあり営業利益1億8600万円(同4.1倍)と好調に推移する中、連結営業利益の上期(4-9月)予想25億円(同27.9%減)に対する進ちょく率は61.6%となっている。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<4日の注目銘柄>=マルハニチロ、ホクト、イビデンなど
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2020-08-03 18:30