<21日の注目銘柄>=藤久、エスクロAJ、イムラ封筒など

▽藤久 <9966>
20年6月期の単体業績は、売上高223億4900万円(前期比18.0%増)、営業損益8億8300万円の黒字(前期は15億3200万円の赤字)。同社は6月3日に、新型コロナウイルス感染拡大に伴った手作りマスク需要の増加によるマスク関連商材およびミシン売上の大幅増を主因として、通期の営業損益予想を10億1800万円の赤字から5億3300万円の黒字に上方修正していたが、その数値をさらに超過した。これにより、「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載が解消されたほか、20年9月30日を基準日として、1株に付き2株の株式分割を実施するとしている。
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▽エスクロー・エージェント・ジャパン <6093>
21年2月期上期(20年3-8月)の連結業績予想を修正。売上高は従来の15億9800万円から15億6600万円(前年同期比1.0%減)に減額したが、営業利益を1億9200万円から2億6600万円(同35.7%増)に引き上げ、一転して大幅増益を見込んだ。新型コロナウイルス感染拡大の影響で新設住宅着工戸数が減少し、営業活動も訪問面談の自粛等の制約を受けた一方、リモートワークの進展で在宅時間が増えたことにより、住宅ローンの借り換えやWebによる非対面手続きが増加傾向を示し、売上高は概ね想定線を達成。利益面は、住宅ローン実行に係る同社サービスの利用件数が堅調に推移したことに加え、業務効率化の推進や経費削減が押し上げに働いた。
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▽イムラ封筒 <3955>
21年1月期上期(20年2-7月)の連結業績予想を修正。売上高は従来の128億円から116億5000万円(前年同期比6.6%減)に減額したが、営業利益を7億2000万円から9億3000万円(同29.5%増)に引き上げている。売上高は、コロナ禍による日本経済の停滞に伴う需要の後退により、想定を大幅に下回る見込み。一方、利益は前期より進めていた生産体制の合理化と再構築(人員配置の見直し、機械設備の最適配置等)による原価低減や不採算工場の閉鎖等による固定費の削減、コロナ禍への対応とした変動労務人件費や販売管理費等の削減、および不採算案件の見直し等収益重視の各種販売施策の浸透により収益性が大きく改善され、想定を大幅に上回る見込みとなった。
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▽SHOEI <7839>
株主優待制度の導入を決議したと発表。対象は毎年9月30日現在に1単元(100株)以上保有する株主。同社取扱いノベルティグッズ、または同社直営店のみ利用可能な15%優待割引券1枚を贈呈する。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<21日の注目銘柄>=藤久、エスクロAJ、イムラ封筒など
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2020-08-20 18:15