【相場展望】大底確認、持続的な上昇トレンド回帰を目指す展開へ
(4月21~25日)
4月第3週(14~18日)の相場は、日経平均が週間で556円上昇、悲観論をかいくぐり、急上昇場面となった。その勢いを引き継ぎ、4月第4週も戻り継続に市場の期待が大きいが、相場を支える上での必須条件であるエネルギー不足は、なお解消されていない。
18日の東証1部の売買代金は1兆1503億円と、2012年12月12日以来の低水準に落ち込んだ。ヘッジファンドの売り仕掛けの動きに耐えるにはパワー不足は明らか。下げに対する警戒感は、なお怠れない状況にある。ただ、先物市場の日々の動きは、ヘッジファンドの仕掛け的な売りが押し目買いに吸収される局面が増え、地合いには明らかに変化の兆しが出てきている。
第4週から主要企業の決算発表が始まる。消費税増税との絡みもあって、企業の2015年3月期の業績見通しはかなり慎重なものになりそう。しかし、そうした懸念は、これまでの下げ局面で、かなりの部分が織り込まれている。好調な決算発表企業は、そのまま見直し人気を呼ぶだろうし、今期見通しが低調でも数字によっては、あく抜け感を誘うことも考えられる。
日経平均は、4月11日の1万3885円で大底は確認した。反落リスクは抱えているにしても、第4週は持続的な上昇トレンドへの回帰をうかがう展開になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
4月第3週(14~18日)の相場は、日経平均が週間で556円上昇、悲観論をかいくぐり、急上昇場面となった。
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2014-04-19 16:00