アライドテレシスホールディングスは足元での戻り一服だが、下値切り上げの動きは継続

  ネットワーク機器製造・販売のアライドテレシスホールディングス <6835> (東2)の株価は足元で戻り一服の形だが、下値切り上げの動きは続いている。5月の高値を試す動きに変化はないだろう。   世界21カ国に展開する子会社を統括する純粋持株会社で、ネットワーク関連機器およびソリューションの企画・開発・製造・販売・保守事業などを展開している。   11月には子会社の米アライドテレシスキャピタルコーポレーションが、在日米軍三沢基地に在住する会員向けに、ギガビットのFTTHによる高速インターネット接続、IP電話サービス、テレビ配信サービスの提供を開始した。同社は横田基地や米国大使館などの在日米軍施設においても、最先端のネットワークインフラを提供している。   今期(13年12月期)連結業績見通しについては売上高が前期比16.7%増の330億円、営業利益が同78.6%増の3億50百万円、経常利益が同45.6%減の6億円、純利益が同65.7%減の2億50百万円としている。米州やアジアでの大型案件受注に加えて、低調だった日本も第3四半期(7月~9月)以降は回復傾向を強めているようだ。なお想定為替レートを1米ドル=98円として、外貨建て資産の評価に係る為替差益13億円程度を見込んでいる。足元の円安進行はプラス要因だろう。   株価の動きを見ると、徐々に水準を切り上げて10月末には97円まで上伸した。足元は戻り一服となり概ね91円~95円でモミ合う形だが、6月安値をボトムとして下値切り上げの動きは続いているようだ。   12月20日の終値91円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS2円15銭で算出)は42倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間3円で算出)は3.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS103円42銭で算出)は0.9倍近辺である。週足チャートで見ると足元では13週移動平均線を一旦割り込んだが、26週移動平均線がサポートラインのようだ。5月高値103円を試す動きに変化はないだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ネットワーク機器製造・販売のアライドテレシスホールディングス<6835>(東2)の株価は足元で戻り一服の形だが、下値切り上げの動きは続いている。5月の高値を試す動きに変化はないだろう。
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2013-12-24 09:30