＜４日の注目銘柄＞＝ラクーンＨＤ、アルチザ、ＯＳＪＢＨＤなど

▽ラクーンホールディングス <3031> 　２１年４月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の３９億円から４４億５０００万円－４６億円（前期は３４億７７００万円）に、営業利益を８億１０００万円－９億円から１１億８０００万円－１２億７０００万円（前期は７億６００万円）にそれぞれ引き上げている。ＥＣ事業の「スーパーデリバリー」の流通額の大幅な増加が、コロナ禍におけるマスク・除菌グッズ等の短期的な需要だけでなく、コロナ禍をきっかけにして非対面での経済活動を重視する社会経済環境の変化を主因としていることが主な理由。 　　　　　◆ ▽アルチザネットワークス <6778> 　２０年７月期の連結業績は、売上高３２億３１００万円（前期比２２．９％増）、営業利益４億３８００万円（同５．９倍）。売上高は計画未達ではあるが、国内の通信事業者および基地局メーカーへの５Ｇ（第５世代移動通信システム）関連製品の販売に加え、テストサービスの受託、海外向けに５Ｇ関連製品の販売を開始したことで大幅増収を達成。営業利益は５Ｇと並行していた４Ｇ（第４世代移動通信システム）向け研究開発費の負担軽減による販管費の減少で従来予想を６８００万円超過した。 　　　　　◆ ▽ＯＳＪＢホールディングス <5912> 取得期間２０年９月４日－１２月３０日の予定で上限３億円、１６０万株（自己株式を除く発行済株式数の１．３４％）の自社株買いを実施すると発表。資本効率の向上と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的。 　　　　　◆ ▽蔵王産業 <9986> 　３日の終値１４０５円で、４日午前８時４５分の東証自己株式立会外取引において上限６０万株（自己株式を除く発行済株式数の９．６％）の自己株式の買付委託を行うと発表。大株主による株式売却の意向を受けたもの。 　　　　　◆ ▽不二電機工業 <6654> ３日の終値１２９１円で、４日午前８時４５分の東証自己株式立会外取引において上限２５万株（自己株式を除く発行済株式数の４．２２％）の自己株式の買付委託を行うと発表。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的。 　　　　　◆ ▽マンダム <4917> 　上場株式２銘柄の売却により、有価証券売却益１７億５５００万円を２１年３月期上期（２０年４－９月）に特別利益として計上すると発表。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）