<17日の注目銘柄>=アスクル、コーセル、イノベションなど

▽アスクル <2678>
21年5月期(20年5月21日-21年5月20日)の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の4030億円から4063億円(前期比1.5%増)に、営業利益を72億円から92億円(同4.3%増)にそれぞれ引き上げ増益を見込んだ。BtoB事業において、eコマース市場拡大に伴う購入顧客数の増加、感染対策商品の売上増によるカテゴリミックスの変化、物量の増加による物流生産性の回復などが主な要因。21年5月期第1四半期(20年5月21日-8月20日)は、売上高1001億8000万円(前年同期比2.3%増)、営業利益29億9000万円(同2.0倍)と好調に推移した。
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▽コーセル <6905>
21年5月期第1四半期(20年5月21日-8月20日)の連結業績は、売上高67億9300万円(前年同期比17.4%増)、営業利益8億9400万円(同3.3倍)。主力の「日本生産販売事業」が、前期末における新型コロナウイルス感染症の拡大を見越した先行発注による受注残の消化もあり、営業利益を8億3200万円(同3.4倍)に伸ばして全体をけん引。営業利益の上期(20年5月21日-11月20日)予想10億6000万円(同38.3%増)に対する進ちょく率は84.3%に達している。
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▽イノベーション <3970>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の21億1100万円-23億3000万円から24億9500万円(前期比23.4%増)に、営業利益を1億7000万円-2億1900万円から2億7000万円(同55.2%増)にそれぞれ引き上げている。従来は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により確定的な算定が困難として、レンジ形式で開示していたが、新型コロナの影響を改めて精査した結果、懸念していた対面営業の自粛による新規顧客獲得機会の損失、顧客企業の広告宣伝費抑制等による売上高減少リスクが極めて限定的にとどまる見通しとなった。
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▽アスコット <3264>
20年9月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の179億6200万円から157億7500万円(前期比25.0%減)に減額したが、営業利益を8億5800万円から14億7500万円(同47.5%増)に引き上げている。売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響で、「不動産ソリューション事業」における収益不動産の販売が減少したことが響いたが、利益面は、「不動産開発事業」における利益率の高い販売用不動産の順調な売却が押し上げに働いている。
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▽千趣会 <8165>
JR東日本 <9020> と資本業務提携を締結したと発表。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<17日の注目銘柄>=アスクル、コーセル、イノベションなど
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2020-09-16 17:45