「中国は日本にとって重要な経済的パートナー」安倍首相発言に反発=中国版ツイッター

 政治的にはかつてないほど冷え込んでいる日中関係だが、日本と中国は今も経済的には強固なつながりは保っている。ロイター中国語版によれば、安倍晋三首相は17日、都内で講演し、「中国は日本にとって重要な経済的パートナー」との見解を示した。  安倍首相は「中国は日本の最大の貿易パートナーであり、経済的には切っても切れない関係だ」とし、中国の経済成長は日本にとってもチャンスであると語った。一方で安部首相は「中国が東シナ海と南シナ海の問題において武力で現状を変えようとしていることも事実」と指摘した。  安倍首相の発言が中国の簡易投稿サイト・微博で伝えられると、中国のネットユーザーからは不快感を示すコメントが多く寄せられた。そのうちのいくつかを抜粋すると、「安倍首相はいつも言っていることとやっていることが違う」、「安部首相は面の皮が厚すぎる」など、強く反発するユーザーが多かった。  また「日本はわれわれから離れることができない。だが、われわれは日韓がいなくても全然問題ない」、「わが国は日本が存在せずとも大丈夫だが、日本は中国がいないと30年は経済が遅れるだろう」など、米国に次いで世界第2位の経済大国となったことに対する自信を示すユーザーも。  微博での反応を見る限り、日中関係が好転することを望む意見も散見されたものの、大半の意見は日本および安部首相に対する反発の声で、特に「中国が日本製品をボイコットすれば、日本経済を低迷させることができる」など、いまだに日本製品の不買を呼びかける意見も根強く存在した。  日中の経済的な結びつきについては「チャンス」と述べる一方で、中国の政治面については批判した安部首相について、中国人ネットユーザーの多くが「二枚舌」と感じたようだ。(編集担当:畠山栄)(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供。撮影は2013年7月)
政治的にはかつてないほど冷え込んでいる日中関係だが、日本と中国は今も経済的には強固なつながりは保っている。(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供。撮影は2013年7月)
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2014-04-21 09:15