<29日の注目銘柄>=マクニカ富士、あさひ、田岡化など

▽マクニカ・富士エレ ホールディングス <3132>  21年3月期上期(20年4-9月)の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の2375億円から2513億円(前年同期比1.2%減)に、営業利益を56億円から70億円(同4.1%増)にそれぞれ引き上げ、一転して増益を見込んでいる。「集積回路及び電子デバイスその他事業」は、新型コロナウイルス感染拡大などの影響により車載市場向けは減少したものの、中国における5G(第5世代移動通信システム)やデータセンター向けが堅調に推移。「ネットワーク事業」は、第1四半期(4-6月)に続き第2四半期(7-9月)もリモートワークなど在宅勤務の増加や延長に伴い、クラウド関連商品の新規導入と継続利用が進んだ。    ◆ ▽あさひ <3333>  21年2月期上期(20年2月21日-8月20日)の単体業績は、売上高391億4300万円(前年同期比15.0%増)、営業利益60億8400万円(同60.3%増)。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う、「蜜」を避けるための社会的行動を受けて移動手段としての自転車の需要が高まる中、売上高で16億8800万円、営業利益で15億5900万円、それぞれ従来予想を超過した。これを踏まえ会社側は通期予想について、売上高を627億円から660億円(前期比10.3%増)に、営業利益を43億6000万円から60億円(同49.8%増)に引き上げている。    ◆ ▽田岡化学工業 <4113>  21年3月期上期(20年4-9月)の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の135億円から155億円(前年同期比30.2%増)に、営業利益を14億円から17億円(同2.0倍)にそれぞれ引き上げている。スマートフォンのカメラレンズの樹脂原料が想定を超えて好調に推移していることが主な要因。    ◆ ▽スタンレー電気 <6923>  21年3月期上期(20年4-9月)の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の1520億円から1550億円(前年同期比24.2%減)に、営業利益を65億円から80億円(同63.0%減)にそれぞれ引き上げている。自動車機器事業の売上高が順調に回復してきたこと、独自の液晶用バックライトが好調なこと、および新製品の販売効果などが主な要因。    ◆ ▽しまむら <8227>  21年2月期(20年2月21日-21年2月20日)の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の5192億6000万円から5286億6300万円(前期比1.3%増)に、営業利益を234億500万円から308億8900万円(同34.4%増)にそれぞれ引き上げている。第1四半期(2月21日-5月20日)は新型コロナウイルス感染症拡大に伴う外出自粛の影響で大幅な減収・減益となったが、第2四半期(5月21日-8月20日)において、6月の気温上昇、1人10万円の給付金、巣ごもり需要の拡大などを背景に、大幅な増収・増益を達成したことがその要因。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <29日の注目銘柄>=マクニカ富士、あさひ、田岡化など
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2020-09-28 17:45