<5日の注目銘柄>=大有機化、竹内製作、古野電など

▽大阪有機化学工業 <4187>  20年11月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の296億4300万円から278億9000万円(前期比2.6%減)に減額したが、営業利益を37億円から43億円(同17.4%増)に引き上げている。新型コロナウイルス感染症の影響により、「化成品事業」における自動車塗料用や印刷インキ用が低迷し、売上高は未達となるが、半導体材料を中心に「電子材料事業」が好調に推移していることで営業利益は上ブレる見通し。20年11月期第3四半期累計(19年12月-20年8月)は、売上高212億1700万円(前年同期比0.9%減)、営業利益33億4300万円(同28.9%増)。「電子材料事業」が営業利益を21億3500万円(同44.2%増)に伸ばして全体をけん引した。    ◆ ▽竹内製作所 <6432>  21年2月期上期(20年3-8月)および通期の連結業績予想を上方修正。上期は売上高を従来の450億円から531億7700万円(前年同期比14.9%減)に、営業利益を43億円から68億1400万円(同13.2%減)にそれぞれ増額。通期は売上高を935億円から1019億円(前期比12.1%減)に、営業利益を84億円から111億円(同12.2%減)に引き上げている。第2四半期(6-8月)の販売台数について、大きな落ち込みを予想していたが、想定よりも浅く底打ちし、回復に転じたことが主な要因。    ◆ ▽古野電気 <6814>  21年2月期上期(20年3-8月)の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の390億円から392億円(前年同期比8.9%減)に、営業利益を8億円から16億円(同30.3%減)にそれぞれ引き上げている。売上高は概ね計画線だが、製品構成の変化で想定以上に利益率が向上した。    ◆ ▽ネクステージ <3186>  20年11月期第3四半期累計(19年12月-20年8月)の連結業績は、売上高1787億1600万円(前年同期比10.9%増)、営業利益37億1200万円(同24.3%減)。2ケタ減益ではあるが、第3四半期(6-8月)に限ると営業利益は35億3500万円(同2.2倍)に急回復している。    ◆ ▽カンセキ <9903>  21年2月期上期(20年3-8月)および通期の連結業績予想を上方修正。上期は売上高を従来の189億円から204億5800万円(前年同期比14.9%増)に、営業利益を9億3600万円から15億8600万円(同87.7%増)にそれぞれ増額。通期は売上高を382億円から397億5800万円(前期比9.5%増)に、営業利益を17億7000万円から24億2000万円(同38.8%増)に引き上げている。    ◆ ▽カネコ種苗 <1376>  21年5月期第1四半期(20年6-8月)は、売上高146億3900万円(前年同期比8.5%増)、営業利益3億4000万円(同23.7%増)。国内農業の状況は、少子高齢化による食料消費の減少や農家の後継者不足等の課題に加え、コロナ禍による外食産業の農産物需要大幅減、長梅雨による青果物の作柄不良や野菜価格の高騰など農家経営に大きな影響を与える事象が頻発したが、コロナ禍による巣ごもり需要を取り込めたことで2ケタ増益を達成した。    ◆ ▽アークランドサービスホールディングス <3085>  20年12月期9月度の直営店売上高(速報値)は、弁当の宅配も行う「かつや」の既存店が前年同月比5.3%減で、「かつや」を軸とする全店は同22.2%増。全店は8月度の同23.5%増に続き、20%台の増収を達成した。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <5日の注目銘柄>=大有機化、竹内製作、古野電など
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2020-10-02 18:00