<12日の注目銘柄>=コーナン商、セラク、イチネンHDなど

▽コーナン商事 <7516>  21年2月期上期(20年3-8月)および通期の連結業績予想を上方修正。上期は売上高を従来の2047億8000万円から2294億円(前年同期比24.4%増)に、営業利益を122億円から215億円(同83.7%増)にそれぞれ増額。通期は、売上高を4034億円から4280億円(前期比14.2%増)に、営業利益を205億円から298億円(同48.6%増)に引き上げている。上期において、新型コロナウイルス感染症の流行に伴いマスク等の感染防止用品が大幅に伸長し、新しい生活様式の拡大や天候要因によりDIY、園芸、レジャー用品が増大。猛暑により冷房器具等も好調に推移した。    ◆ ▽セラク <6199>  20年8月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の140億円から137億7000万円(前期比20.7%増)に減額したが、営業利益を7億7000万円から11億3000万円(同55.4%増)に引き上げている。売上高は、システムインテグレーション事業、テジタルトランスフォーメーション事業共に概ね計画通り推移したものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、企業の新規ICT(情報通信技術)投資に大幅な縮小が生じたことが主な要因。一方、利益面は公共案件の獲得などが堅調に推移したことで上ブレる見通しとなった。    ◆ ▽イチネンホールディングス <9619>  21年3月期上期(20年4-9月)および通期の連結売上高、営業利益予想を上方修正。上期は売上高を従来の520億円から542億1400万円(前年同期比18.3%増)に、営業利益を25億円から36億4100万円(同5.0%増)にそれぞれ増額。通期は、売上高を1100億円から1110億円(前期比12.4%増)に、営業利益を50億円から65億円(同5.5%減)に引き上げている。主力の「自動車リース関連事業」が好調に推移していることが主な要因。    ◆ ▽近鉄百貨店 <8244>  21年2月期第上期(20年3-8月)の連結業績は、売上高987億4700万円(前年同期比29.1%減)、営業損益21億8800万円の赤字(前年同期は21億4700万円の黒字)だが、第2四半期(6-8月)に限ると営業損益は9900万円の黒字(前年同期比90.0%減)に転換。    ◆ ▽丸八倉庫 <9313>  20年11月期第3四半期累計(19年12月-20年8月)の連結業績は売上高36億8700万円(前年同期比2.9%減)、営業利益5億9800万円(同5.6%増)で、営業利益の通期予想7億円(前期比0.2%減)に対する進ちょく率は85.4%。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <12日の注目銘柄>=コーナン商、セラク、イチネンHDなど
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2020-10-09 19:00