エンカレッジ・テクノロジは、システム証跡管理の市場拡大が追い風
エンカレッジ・テクノロジ <3682> (東マ)が戻り第2ラウンド入りをうかがう動きとなっている。2月27日の1718円を底に、4月4日の2538円までリバウンド相場を演じ、現在は次のラウンドをうかがいながら値固めを進めているところ。
同社は、システム管理者が行った操作内容を克明に記録、システムトラブルや情報漏えいに際しての原因究明や、不正操作や操作ミスを予防する「システム証跡管理」製品(ESSREC)を提供している。
システム無管理者が不正取得した銀行口座情報からカードを偽造する個人のクレジット情報の漏えい、あるいはシステムの設定ミスによる通信障害など、システム管理の不備、不正や誤操作で企業の信頼が失墜するケースが増えている。そうした人に依存するIT運用の欠陥を補うのが同社のESSRECで、需要は着実に増加している。
同社では、システム全体の監視や障害を総合的に把握する「ESS」、システム変更の作業手順を自動作成する「ESS AutoQuality」など、品ぞろえを強化している。
そうした証跡監査市場は同社が創出したもので、当然のことながら証跡監査市場における2012年度の同社の売上げシェアは69.5%と、圧倒的地位を占めている。同社の製品をインストールした顧客の多くは、保守サポートサービス契約を締結しており、収益安定化に大きな貢献をしている。
前2014年3月期は売上げ12億1200万円(前々期比32.4%増)、営業利益4億1700万円(同35.3%増)を確保した模様。アナリスト筋は今2015年3月期についてもそうした勢いを引き継ぐことを想定している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
エンカレッジ・テクノロジ<3682>(東マ)が戻り第2ラウンド入りをうかがう動きとなっている。2月27日の1718円を底に、4月4日の2538円までリバウンド相場を演じ、現在は次のラウンドをうかがいながら値固めを進めているところ。
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2014-04-21 10:00