＜１６日の注目銘柄＞＝パソナ、特殊陶、アダストリアなど

▽パソナグループ <2168> 　２１年５月期第１四半期（２０年６－８月）の連結業績は、売上高８５７億５１００万円（前年同期比７．７％増）、営業利益７２億８７００万円（同５．９倍）。ＨＲ（ヒューマンリソース）ソリューションにおいて、「エキスパートサービス、ＢＰＯ（ビジネス・プロセス・アウトソーシング）サービス他」が営業利益を７１億１４００万円（同４．３倍）に伸ばして全体をけん引した。同事業では、エキスパートサービスにおいて２０年４月からの同一労働同一賃金の対応により請求単価が上昇し、ＢＰＯサービスは新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴うパブリックセクターからの一時的な需要により売上高が急増。連結営業利益の通期予想１００億円（前期比５．５％減）に対する進ちょく率は７２．９％に達している。 　　　◆ ▽日本特殊陶業 <5334> 　２１年３月期上期（２０年４－９月）の連結業績予想（ＩＦＲＳ）を上方修正。売上収益を従来の１８２０億円から１８９０億円（前期末よりＩＦＲＳ適用のため増減比較はない）に、営業利益を７９億円から１６０億円にそれぞれ引き上げている。自動車関連事業において、主に利益率の高い補修用製品の販売が想定よりも早期に回復していることが主な要因。 　　　◆ ▽アダストリア <2685> 　取得期間２０年１０月１６日－２１年２月２６日の予定で、上限４０億円、２００万株（自己株式を除く発行済株式の４．２４％）の自社株買いを実施すると発表。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を可能とすること、および資本効率の向上を図ることが目的。 　　　◆ ▽不二越 <6474> 　２０年１１月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の１９００億円から１９６０億円（前期比２１．３％減）に、営業利益を３５億円から５８億円（同５６．５％減）にそれぞれ引き上げている。 　　　◆ ▽テラスカイ <3915> 　２１年２月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の１０７億２８００万円から１１０億３８００万円（前期比１８．７％増）に、営業利益を５億２０００万円から６億８２００万円（同６．０％減）にそれぞれ引き上げている。 　　　◆ ▽エイジス <4659> 　２１年３月期上期（２０年４－９月）および通期の連結業績予想を修正。上期は売上高を従来の１３０億２０００万円から１３１億３０００万円（前年同期比１．８％減）に、営業利益を１４億８０００万円から２０億６０００万円（同１９．４％増）にそれぞれ増額。通期は、売上高は２８０億円（前期比１．４％減）で据え置いたが、営業利益を３９億円から４４億円（同２．９％増）に引き上げている。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）