<19日の注目銘柄>=富士通ゼ、KOA、ラサ商事など

▽富士通ゼネラル <6755>  21年3月期上期(20年4-9月)、および通期の業績予想を上方修正。上期は売上高を従来の1200億円から1260億円(前年同期比5.2%減)に、営業利益を45億円から77億円(同23.4%増)にそれぞれ増額。通期は売上高を2650億円から2800億円(前期比6.8%増)に、営業利益を160億円から190億円(同27.2%増)に引き上げている。上期は、売上高は主力の「空調機」において北米や欧州の一部地域で新型コロナウイルスの影響から想定よりも早い需要回復が見られることが主な要因。利益面は、想定よりも円に対してドル安・ユーロ高で推移するなど為替相場の好転が押し上げに働く見通し。通期については、上期の推移を踏まえつつ、一部部材の値上げや生産国通貨高などを織り込んだ。      ◆ ▽KOA <6999>  21年3月期上期(20年4-9月)の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の215億3000万円から221億4300万円(前年同期比12.0%減)に、営業利益を3億5000万円から4億9500万円(同50.8%減)にそれぞれ引き上げている。主にヨーロッパ、北米、日本地域における自動車用途向けの販売が想定より好調に推移したことが主な要因。    ◆ ▽ラサ商事 <3023>  21年3月期上期(20年4-9月)の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の110億円から114億円(前年同期比16.8%減)に、営業利益を4億4000万円から6億9000万円(同18.1%減)にそれぞれ引き上げている。プラント・設備工事関連事業における大型案件の完工前倒し、および経費の削減が主な要因。    ◆ ▽アグレ都市デザイン <3467>  21年3月期上期(20年4-9月)の単体業績予想を上方修正。売上高を従来の82億5500万円から82億5700万円(前年同期比4.7%増)に、営業利益を1億900万円から1億7100万円(同14.9%減)にそれぞれ引き上げている。売上高はほぼ想定線だが、利益面は、土地原価や建築原価の削減、販管費の抑制が押し上げに働く見込み。    ◆ ▽キムラユニティー <9368>  21年3月期上期(20年4-9月)および通期の連結業績予想を修正。上期は、売上高は従来の240億円(前年同期比9.6%減)で据え置いたが、営業利益を2億円から5億5000万円(同52.0%減)にそれぞれ増額。通期も、売上高は510億円(前期比6.1%減)で据え置いたが、営業利益を15億円から18億5000万円(同27.6%減)に引き上げている。第2四半期(7-9月)に入り、海外では中国の急ピッチな回復、国内も主要顧客の予想以上の回復に加え、「全員参画ワンチーム経営」の展開による収益改善が進みつつあるという。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <19日の注目銘柄>=富士通ゼ、KOA、ラサ商事など
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2020-10-16 18:45