<21日の注目銘柄>=タカラBIO、ローム、歯愛メディなど

▽タカラバイオ <4974>
21年3月期上期(20年4-9月)の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の168億7000万円から173億9300万円(前年同期比5.7%増)に、営業利益を25億円から38億2400万円(同26.0%増)にそれぞれ引き上げている。売上高は、8月4日の上方修正時よりもPCR検査関連製品の需要がさらに強まったことが主な要因。その結果、売上構成の変化や生産稼働率の向上により、売上原価率が改善。販管費も管理費を中心に計画未達となる見通し。
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▽ローム <6963>
21年3月期上期(20年4-9月)の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の1600億円から1680億円(前年同期比11.0%減)に、営業利益を70億円から126億円(同29.1%減)にそれぞれ引き上げている。新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい状況は続いたが、自動車生産台数が想定よりも早い回復傾向を辿ったこと、巣ごもりやテレワークの普及に伴う需要の拡大により、売上高は想定を若干超過。営業利益は増収効果と固定費の圧縮により大幅に上ブレる見通しとなった。
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▽歯愛メディカル <3540>
20年12月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の320億100万円から339億円(前期比17.9%増)に、営業利益を23億2800万円から33億円(同57.1%増)にそれぞれ引き上げている。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、グローブ、手指消毒剤等の感染対策商品の注文が急増したことが主な要因。
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▽CDG <2487>
これまで未定としていた連結業績予想について、21年3月期上期(20年4-9月)は売上高51億8100万円(前年同期比9.8%増)、営業利益1億8900万円(同73.4%増)、通期は売上高105億円(前期比5.7%増)、営業利益4億5000万円(同24.0%増)とした。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、プロモーション活動の自粛や延期等の影響は受けたが、一方ではコロナ禍におけるキャッシュレス決済でのポイント還元キャンペーンのスキーム等が数多く採用され、プロモーションが加速的にデジタルへシフトする流れとなり、同社が強みとするSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)等を活用したデジタルプロモーションが一層活性化することとなった。
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▽コメリ <8218>
21年3月期上期(20年4-9月)および通期の連結業績予想を上方修正。上期は、売上高を従来の1850億円から2054億円(前年同期比10.4%増)に、営業利益を120億円から207億円(同62.0%増)にそれぞれ増額。通期は、売上高を3530億円から3780億円(前期比8.4%増)に、営業利益を190億円から270億円(同46.2%増)に引き上げている。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<21日の注目銘柄>=タカラBIO、ローム、歯愛メディなど
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2020-10-20 18:00