<23日の注目銘柄>=オイラ大地、横河ブHD、エステーなど

▽オイシックス・ラ・大地 <3182>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の780億円から900億円(前期比26.7%増)に、営業利益を30億円から50億円(同2.0倍)にそれぞれ引き上げている。新型コロナウイルス感染症の拡大による、緊急事態宣言に伴う外出自粛要請などの影響で第1四半期(20年4-6月)を中心に食材宅配サービスの需要が急激に高まり、足元においても需要の高まりは落ち着きつつあるものの、国内宅配事業の定期会員数およびARPU(月間購買単価)が順調に伸長していることが主な要因。
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▽横河ブリッジホールディングス <5911>
21年3月期上期(20年4-9月)の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の680億円から683億円(前年同期比6.7%増)に、営業利益を55億円から83億円(同74.9%増)にそれぞれ引き上げている。売上高はほぼ想定線だが、橋梁事業において当期竣工となる長期大型工事の設計変更に予定よりも早い進展が複数あり、その処理が集中したことで最終精算に伴う利益の計上が前倒しとなって営業利益は大幅に上ブレる見通し。
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▽エステー <4951>
21年3月期上期(20年4-9月)および通期の連結業績予想を上方修正。上期は、売上高を従来の248億円から254億円(前年同期比3.9%増)に、営業利益を19億5000万円から28億5000万円(同18.5%増)にそれぞれ増額。通期は、売上高を485億円から495億円(前期比4.1%増)に、営業利益を31億円から34億円(同0.8%増)に引き上げている。上期において、新型コロナウイルス感染症拡大により、巣ごもり需要と衛生意識が高まったことが主な要因。
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▽ドリコム <3793>
21年3月期上期(20年4-9月)の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の61億円から62億円(前年同期比38.1%増)に、営業利益を9億円から10億5000万円(同3.2倍)にそれぞれ引き上げている。既存運用タイトルの多くが、ユーザーの支持により想定を上回って推移したことが主な要因。
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▽栗田工業 <6370>
21年3月期上期(20年4-9月)および通期の連結業績予想(IFRS)を上方修正。上期は、売上高を従来の1230億円から1310億円(前年同期比0.6%減)に、営業利益を85億円から165億円(同11.2%減)にそれぞれ増額。通期は、売上高を2680億円から2700億円(前期比2.0%増)に、営業利益を225億円から290億円(同5.5%増)に引き上げ、一転して増益を見込んでいる。売上高は、国内の水処理薬品事業やメンテナンス・サービスにおいて、新型コロナウイルス感染症の影響が想定を下回っていることが主な要因。利益面は、在宅勤務や移動制限等により販管費の発生が想定を下回っていることに加え、原価率改善の取り組みが押し上げに働く見通し。
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▽イルグルム <3690>
20年9月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の27億円から26億1800万円(前期比18.8%増)に減額したが、営業利益を2億円から2億7000万円(同3.2倍)に引き上げている。売上高は未達だが、粗利率の高い商流プラットフォーム事業の売上が想定を上回ったこと、マーケティングプラットフォーム事業におけるデータ処理プログラムの刷新でサーバー管理費が大幅に削減されたこと、および事業活動全般のオンラインシフトによる販売管理費の削減などにより営業利益は上ブレる見通し。
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▽ニッポン高度紙工業 <3891>
21年3月期上期(20年4-9月)および通期の連結業績予想を上方修正。上期は、売上高を従来の60億円から69億7000万円(前年同期比9.7%増)に、営業利益を3億円から11億5000万円(同2.5倍)にそれぞれ増額。通期は、売上高を125億円から138億円(前期比5.4%増)に、営業利益を9億円から19億円(同91.0%増)に引き上げている。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<23日の注目銘柄>=オイラ大地、横河ブHD、エステーなど
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2020-10-22 18:00