＜２６日の注目銘柄＞＝村田製、大伸化学、共和レザなど

▽村田製作所 <6981> 　２１年３月期上期（２０年４－９月）の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の６８１０億円から７５１０億円（前年同期比１．３％減）に、営業利益を９７０億円から１３１０億円（同２．０倍）にそれぞれ引き上げ、一転して増益を見込んでいる。新型コロナウイルス感染症による影響からの部品需要の回復が想定より早まったことが主な要因。用途別では、顧客による旺盛な部品取り込みを背景としたスマートフォン向け、リモートワークやオンライン教育を背景としたＰＣ関連向け、各国政府の景気刺激策による自動車向けに需要の増加が見込まれる。 　　　◆ ▽大伸化学 <4629> 　２１年３月期上期（２０年４－９月）および通期の単体業績予想を修正。上期は、売上高は従来の１２９億２３００万円から１２４億３４００万円（前年同期比１３．１％減）に減額したが、営業利益を６億７００万円から１１億４９００万円（同３６．０％増）に増額。通期は、売上高は２６０億円から２５５億１１００万円（前期比９．１％減）に引き下げたが、営業利益を１１億７０００万円から１７億１２００万円（同１１．３％増）に引き上げている。 　　　◆ ▽共和レザー <3553> 　２１年３月期上期（２０年４－９月）および通期の連結業績予想を上方修正。上期は、売上高を従来の１４４億円から１６２億円（前年同期比２２．７％減）に増額し、営業損益を８億円の赤字から１億５０００万円の赤字（前年同期は７億７３００万円の黒字）へと赤字幅を縮小。通期は、売上高を３５０億円から３７８億円（前期比１１．９％減）に、営業利益を１億円から６億円（同７０．８％減）にそれぞれ引き上げている。主要顧客である自動車メーカーからの受注回復が想定以上に早いことが主な要因。 　　　◆ ▽Ｂ－Ｒ　サーティワン　アイスクリーム <2268> 　２０年１２月期の単体業績予想を修正。売上高は従来の１７９億４０００万円から１７５億７０００万円（前期比９．０％減）に減額したが、営業利益を１億円から４億７０００万円（同８．９％減）に引き上げている。売上高は未達だが、緊急事態宣言解除後も政府方針に則して集客キャンペーンを一切取り止め、アイスクリームケーキなどの持ち帰り需要に着目した販売を強化する中、広告宣伝や販売促進費の減少、店舗への配送ルートや在庫の最適化による配送費および倉庫料の削減、リモートの活用による旅費交通費、会議費の大幅に削減などにより、営業利益は大きく上ブレる見通しとなった。 　　　◆ ▽コニシ <4956> 　１０月２３日の終値１４７７円で、２６日午前８時４５分の東証自己株式立会外取引において上限５０万株（自己株式を除く発行済株式数の１．４０％）の自己株式の買付委託を行うと発表。機動的な資本政策の遂行を可能にし、資本効率を高めることで企業価値の向上を図ることが目的。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）