<27日の注目銘柄>=野村マイクロ、日本トリム、セックなど

▽野村マイクロ・サイエンス <6254>
21年3月期上期(20年4-9月)および通期の連結業績予想を上方修正。上期は、売上高を従来の92億5200万円から128億600万円(前年同期比40.8%増)に、営業利益を4億9800万円から15億8800万円(同4.2倍)にそれぞれ増額。通期は、売上高を221億1800万円から305億円(前期比44.9%増)に、営業利益を18億5000万円から31億円(同67.9%増)に引き上げている。上期において、新型コロナウイルス感染症拡大の影響は少なく、国内および中国の水処理装置案件が順調に推移したことに加え、韓国の大型水処理装置案件を受注したこと等により、売上高は計画を超過する見込み。利益面は、増収効果に加え旅費交通費をはじめとする各種経費が想定を下回ったことが押し上げに働く見通し。
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▽日本トリム <6788>
21年3月期上期(20年4-9月)および通期の連結業績予想を上方修正。上期は、売上高を従来の61億9000万円から73億9000万円(前年同期比15.0%減)に、営業利益を3億6000万円から11億6000万円(同28.2%減)にそれぞれ増額。通期は、売上高を145億1000万円から152億円(前期比5.7%減)に、営業利益を17億7000万円から23億5000万円(同2.0%増)に引き上げている。上期において、新型コロナ禍による対面販売機会の極端な減少はあったものの、既存ユーザーへの買換えキャンペーンの実施やストックビジネスである浄水カートリッジ販売が下支えをする中、健康経営提案による企業一括導入や地場の有力中小企業を中心とした展開強化により、想定を超えて好調に推移した。
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▽セック <3741>
21年3月期上期(20年4-9月)および通期の単体業績予想を上方修正。上期は、売上高を従来の28億5000万円から29億5600万円(前年同期比2.3%増)に、営業利益を3億円から3億7900万円(同4.5%減)にそれぞれ増額。通期は、売上高を64億円から64億5000万円(前期比1.7%増)に、営業利益を8億5000万円から9億2000万円(同1.1%減)に引き上げている。上期において新型コロナウイルス感染症の影響はあったものの、「宇宙先端システム」分野が想定以上に好調だったことが主な要因。
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▽ヤマト <1967>
21年3月期上期(20年4-9月)の連結業績予想を修正。売上高は従来の201億円から200億6000万円(前年同期比19.8%減)に減額したが、営業利益を9億6000万円から13億4000万円(同30.6%減)に引き上げている。売上高はほぼ想定線だが、利益面は生産システムの合理化等による工事採算性の改善が押し上げに働く見通し。
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▽日本電産 <6594>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の1兆5000億円から1兆5500億円(前期比1.0%減)に、営業利益を1250億円から1400億円(同29.0%増)にそれぞれ引き上げている。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<27日の注目銘柄>=野村マイクロ、日本トリム、セックなど
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2020-10-26 18:00