＜２日の注目銘柄＞＝トーカロ、宮地エンジ、住友重など

▽トーカロ <3433> 　２１年３月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の３６５億円から３７０億円（前期比２．４％減）に、営業利益を５８億円から６６億円（同０．８％増）にそれぞれ引き上げ、一転して増益を見込んでいる。テレワーク拡大や５Ｇ（第５世代移動通信システム）サービスの開始を背景に半導体製造装置向けの溶射加工が増加したことで、売上高１９０億９３００万円（前年同期比１．６％増）、営業利益４０億９１００万円（同２２．２％増）となった２１年３月期上期（２０年４－９月）の推移を踏まえた。 　　　　　◆ ▽宮地エンジニアリンググループ <3431> 　２１年３月期上期（２０年４－９月）および通期の連結業績予想を修正。上期は、売上高は従来の２８０億円（前年同期比７．２％減）で据え置いたが、営業利益を１７億円から３２億１０００万円（同３３．８％増）に増額。通期は、売上高を５６０億円（前期比１２．３％減）で据え置いたが、営業利益を３５億円から５０億円（４．６％減）に引き上げている。手持ち工事が概ね予定どおりに推移する中、生産の効率化、工事採算性の向上、大型工事の設計変更などが利益の押し上げに働く見通し。 　　　　　◆ ▽住友重機械工業 <6302> 　２１年３月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の７９００億円から８１００億円（前年同期比６．３％減）に、営業利益を２６０億円から３６０億円（同３６．６％減）にそれぞれ引き上げている。上期（２０年４－９月）において「精密機械」の半導体関連の需要が想定以上に堅調だったこと、および「建設機械」の油圧ショベル事業で日本および中国における市況が想定よりも好転していることが主な要因。 　　　　　◆ ▽ＴＤＫ <6762> ２１年３月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の１兆２９００億円から１兆４０００億円（前期比２．７％増）に、営業利益を７００億円から１１００億円（同１２．４％増）にそれぞれ引き上げ、一転して増益を見込んでいる。 　　　　　◆ ▽村田製作所 <6981> 　２１年３月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の１兆４３００億円から１兆４９００億円（前期比２．９％減）に、営業利益を２１００億円から２５００億円（同１．３％減）にそれぞれ引き上げている。 　　　　　◆ ▽メガチップス <6875> 　２１年３月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の５５０億円から７５０億円（前期比１４．０％増）に、営業利益を３２億円から４２億円（同４．３倍）にそれぞれ引き上げている。 　　　　　◆ ▽テクノプロ・ホールディングス <6028> 　２１年６月期上期（２０年７－１２月）の連結業績予想（ＩＦＲＳ）を上方修正。売上収益を従来の７４０億円から７７５億円（前年同期比１．９％減）に、営業利益を５５億円から８５億円（同３．４％増）にそれぞれ引き上げ、一転して増益を見込んでいる。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）