<6日の注目銘柄>=綜研化学、ツムラ、コンテックなど

▽綜研化学 <4972>  21年3月期の連結業績予想を修正。売上高を従来の285億円から300億円(前期比7.6%減)に、営業利益を19億円から25億5000万円(同25.1%減)にそれぞれ引き上げている。主力の液晶ディスプレイ関連分野の需要が中国市場を中心に急速に回復する中、粘着剤を始めとする主力の「ケミカルズ」の販売が想定を上回る見通しであることが主な要因。      ◆ ▽ツムラ <4540>  21年3月期上期(20年4-9月)の連結業績は、売上高639億9400万円(前年同期比5.2%増)、営業利益111億2400万円(同13.8%増)で、営業利益は従来予想を20億2400万円超過。下期(20年10月-21年3月)の営業利益予想は計算上58億7600万円(同35.4%減)にとどまり保守的な印象。      ◆ ▽コンテック <6639>  21年3月期上期(20年4-9月)の連結業績は、売上高136億9700万円(前年同期比13.5%増)、営業利益8億3300万円(同73.5%増)。半導体関連業界における積極的な設備投資の実施により、制御機器製品が予想を上回る中、営業利益は従来予想を2億1300万円超過した。      ◆ ▽加賀電子 <8154>  21年3月期の連結業績予想を修正。売上高を従来の4000億円から4100億円(前期比7.6%減)に、営業利益を50億円から75億円(同25.1%減)にそれぞれ引き上げている。上期(20年4-9月)において、「電子部品」は新型コロナウイルスの影響について一部の製造業で回復の兆しが徐々に見え始め、「情報機器」はリモートワークやオンライン授業向けの需要増によりPC製品の販売好調が持続。営業活動の一部自粛に伴う販管費の縮減もあり、売上高、営業利益とも社内計画を上回ったことを踏まえた。      ◆ ▽コックス <9876>  21年2月期10月度の売上高は、既存店が前年同月比2.4%増で、全店が同19.4%増。気温の低下とともに秋冬商品が好調に推移したことに加え、巣ごもり需要に対応した リラクシングウェア・ルームウェアがけん引。全店売上高は9月度の同13.5%増から勢いを増している。      ◆ ▽バローホールディングス <9956>  21年3月期上期(20年4-9月)および通期の連結業績予想を上方修正。上期は、営業収益を従来の3450億円から3675億2000万円(前年同期比9.1%増)に、営業利益を77億円から163億2000万円(同2.2倍)にそれぞれ増額。通期は、営業収益を6900億円から7100億円(前期比4.7%増)に、営業利益を157億円から240億円(同54.7%増)に引き上げている。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令や20年7月以降の感染再拡大を受け、外出や外食を控える動きが長期化し、マスク・除菌関連商品のほか生鮮食品やDIY・園芸用品等の巣ごもり需要が拡大する中、スーパーマーケット、ドラッグストアおよびホームセンターの主要3事業の既存店売上高が好調に推移し、上期業績が計画を超過する見通しとなった。      ◆ ▽MCJ <6670>  21年3月期上期(20年4-9月)の連結業績は、売上高821億1900万円(前年同期比12.9%増)、営業利益84億4000万円(同26.9%増)。国内パソコン関連事業において、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う企業におけるリモートワーク需要や個人による巣ごもり需要等にはかつてほどの勢いは見られないものの、顕在化している需要および潜在的需要の双方に合致した製品展開、営業施策を実施する中、主力の「パソコン関連」が営業利益を90億7600万円(同34.9%増)に伸ばして全体をけん引した。これを踏まえ会社側は、これまで未定としていた通期の業績予想について、売上高1634億円(前期比6.3%増)、営業利益145億円(同5.8%増)-150億円(同9.4%増)としている。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <6日の注目銘柄>=綜研化学、ツムラ、コンテックなど
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2020-11-05 18:15