<13日の注目銘柄>=住友林、JESHD、ニチリンなど

▽住友林業 <1911>  20年12月期(20年4-12月)の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の7770億円から8210億円(今期は決算期変更で9カ月の変則決算のため増減比較はない)に、営業利益を225億円から350億円にそれぞれ引き上げている。海外住宅・不動産事業において、前回公表時の想定よりも堅調な米国の住宅市況を背景とした販売戸数の伸張が主な要因。    ◆ ▽ジャパンエレベーターサービスホールディングス <6544> 21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の230億円から240億円(前期比12.5%増)に、営業利益を31億円から35億5000万円(同30.6%増)にそれぞれ引き上げている。上期(20年4-9月)において、リニューアル売上高が緊急事態宣言に伴い工事日程の再調整および完工引き渡し時期のスライドなど影響を受けたものの、コスト削減意識の高まりで保守・保全の新規契約が大幅に増加したことが主な要因。    ◆ ▽ニチリン <5184>  20年12月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の490億円から500億円(前期比18.1%減)に、営業利益を24億円から37億円(同40.5%減)にそれぞれ引き上げている。主要取引先の自動車メーカーは、上期(1-6月)は新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けたものの、各国の経済活動の再開や景気刺激策などにより想定よりも早く回復しており、いち早くコロナ禍の影響を脱した中国をはじめ、北米の自動車販売も緩やかな回復が継続しそうだとしている。    ◆ ▽千代田インテグレ <6915>  20年12月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の330億円から365億円(前期比4.8%減)に、営業利益を8億円から14億円(同27.1%減)にそれぞれ引き上げている。新型コロナウイルス感染症拡大の収束は見通せないものの、各エリアで徐々に回復の動きが出始めるとともに、巣ごもり需要によりAV機器向け・ゲーム機器向けが 想定以上に推移していることが主な要因。    ◆ ▽スター精密 <7718>  20年12月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の410億円から446億円(前期比26.5%減)に、営業利益を6億5000万円から16億円(同72.5%減)にそれぞれ引き上げている。第3四半期(7-9月)における「特機事業」のフードデリバリー向けや、「工作機械事業」の中国市場向けが想定を上回り、第4四半期(10-12月)も引き続き堅調な推移が見込めそうなことが主な要因。    ◆ ▽アールビバン <7523>  21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の73億円から75億円(前期比14.5%減)に、営業利益を11億円から14億円(同29.8%減)にそれぞれ引き上げている。上期(20年4-9月)において、版画等の発送が計画を上回ったこと、および新型コロナウイルス感染症に関連する費用を売上原価・販管費から特別損失に2億1100万円振り替えたことが主な要因。    ◆ ▽エルアイイーエイチ <5856>  21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の153億200万円から155億8000万円(前期比2.2%減)に、営業損益を4億300万円の黒字から5億3000万円の黒字(前期は1億9900万円の赤字)にそれぞれ引き上げている。新型コロナウイルス感染症拡大の影響による売上の落ち込み幅が予想よりも小さく、売上の回復が早かったことに加え、食品流通事業にいて、想定よりも巣ごもり需要等の高まりによる影響が大きかったことが主な要因。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <13日の注目銘柄>=住友林、JESHD、ニチリンなど
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2020-11-12 18:45