【高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ】シェール革命とウクライナ危機から読み解く米国の天然ガス株
「シェール革命」と、「ウクライナ危機」から読み取れる点は、欧州のエネルギー安全保障に米国が関与を強めるシナリオが具体化に向けて動き出すことだ。
オバマ大統領はロシアのエネルギー産業への制裁を示唆しており、米国産の天然ガスのEU向け輸出にも言及している。
しかし、これを具体化するには、さまざまな関連施設を整備しなければならない。早急に準備を進めても、実施するのは早くても明年後半から明後年のことになろう。
米国では「天然ガス関連株」の足取りが好転している。こうした流れは、当然、わが国にも波及しよう。関連銘柄のなかでも日揮 <1963> 、千代田化工建設 <6366> 、三井物産 <8031> 、三菱商事 <8058> 、三菱重工業 <7011> 、川崎重工業 <7012> 、IHI <7013> などに注目したい。
この7銘柄をテクニカル分析で捉えると、千代建と三井物産が200日線の上方に位置し関連株のリード銘柄の役割を果たす可能性がある。中期テーマに乗る分野だけに期待は大きい。(経済・証券ジャーナリスト)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
「シェール革命」と、「ウクライナ危機」から読み取れる点は、欧州のエネルギー安全保障に米国が関与を強めるシナリオが具体化に向けて動き出すことだ。
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2014-04-21 16:00