<2日の注目銘柄>=JSB、そーせい、ロックフィルなど

▽ジェイ・エス・ビー <3480>
20年10月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の471億2500万円から480億5000万円(前期比12.6%増)に、営業利益を37億3000万円から43億3000万円(同26.4%増)にそれぞれ引き上げている。主力の「不動産賃貸管理事業」において、借上・自社所有物件に係る入居率は若干低下(99.9%→99.8%)したが、計画を上回る物件管理戸数の増加に伴い、家賃関連売上高が想定を上回る水準で推移したことが主な要因。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、社内イベントの中止や行動制限に伴う出張費の減少等、一般経費の支出抑制が顕著だったことも利益の押し上げに働いた。
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▽そーせいグループ<4565>
バイオヘイブン社との新規低分子CGRP拮抗薬ポートフォリオに関するグローバルな研究開発提携およびライセンス契約を締結したと発表。これにより、バイオヘイブン社は新規低分子CGRP拮抗薬ポートフォリオに関してグローバルな独占的製品化の権利を取得。一方、同社は契約一時金1000万ドル(約10億3900万円)を受領し、さらに総額で最大3億7000万ドル(約384億円)のマイルストンや段階的ロイヤリティを受領する権利を有することとなった。なお、最も開発が進んでいる候補薬である「HTL0022562」は非臨床試験段階に入っており、臨床試験へ進めるに値する有望かつ他の同種同効薬に優る特性を有するとしている。
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▽ロック・フィールド <2910>
21年4月期上期(20年5-10月)の連結業績は、売上高206億9800万円(前年同期比17.6%減)、営業利益1億8600万円(同74.6%減)。大幅な減収減益ではあるが、売上高はほぼ想定線で、営業利益はアイテムの集約による生産性向上や、固定費低減活動によるコスト削減などにより従来予想から3億9900万円改善した。これを踏まえ会社側は通期予想について、売上高を従来の438億7000万円から439億7400万円(前期比7.7%減)に、営業利益を2億1400万円から6億1300万円(同29.1%増)にそれぞれ引き上げている。
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▽西松屋チェーン <7545>
21年2月期(20年2月21日-21年2月20日)の単体業績予想を上方修正。売上高を従来の1560億円から1590億円(前期比11.2%増)に、営業利益を85億円から107億円(同5.6倍)にそれぞれ引き上げている。第3四半期累計(2月21日-11月20日)において来店客数が伸び、育児・服飾雑貨、ベビー・マタニティ、子供衣料等、全般的に好調に推移。また、気温の低下にともない秋冬物衣料が伸長する中、売上高は想定を上回る見込み。加えて販管費が計画内に収まっていることが営業利益の押し上げに働く見通し。
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▽アスクル <2678>
21年5月期11月度(20年10月21日-11月20日)の単体売上高は、「BtoB事業」が281億6900万円(前年同月比10.0%増)、「LOHACO」が43億800万円(同18.3%増)で、合計は324億8200万円(同11.1%増)。それぞれ前月度の256億6700万円(同6.8%増)、37億9900万円(同2.3%減)、294億6900万円(同5.5%増)から勢いを増している。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<2日の注目銘柄>=JSB、そーせい、ロックフィルなど
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2020-12-01 17:45