<29日の注目銘柄>=サイバネット、ナガイレベ、エイベックスなど

▽サイバネットシステム <4312>  20年12月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の220億円から215億円(前期比0.7%増)に減額したが、営業利益を20億6000万円から28億5000万円(同41.1%増)に引き上げている。売上高は、「CAEソリューションサービス」において、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で一部の顧客でソフトウェア・ライセンスの導入見送り、エンジニアリングサービス・プロジェクトの開始時期延伸および見送り等が発生し、計画を下回る見通しだが、新型コロナウイルスの影響によるイベント費用、旅費交通費等の経費の未消化、および海外子会社における新型コロナウイルスの経済対策に関する補助金受領、経費コントロールなどにより、営業利益は大幅に上ブレる見込み。      ◆ ▽ナガイレーベン <7447>  21年8月期第1四半期(20年9-11月)の連結業績は、売上高35億9500万円(前年同期比24.6%増)、営業利益10億3900万円(同55.3%増)。「ヘルスケアウェア」が売上高17億2500万円(同10.0%増)、「患者ウェア」が売上高6億2200万円(同26.9%増)と順調に拡大する中、前期に開発、上市した「感染対策商品」が厚生労働省への大口納入もあり、売上高3億3900万円となって全体をけん引。連結営業利益の上期(20年9月-21年2月)予想20億2100万円(同16.2%増)に対する進ちょく率は51.4%となっている。      ◆ ▽エイベックス <7860>  28日の終値1078円で、29日午前8時45分の東証自己株式立会外取引において上限270万株(自己株式を除く発行済株式数の6.18%)の自己株式の買付委託を行うと発表。固定資産の売却により得た資金について、財務の健全性の確保、今後のグループ成長のための投資余力等を慎重に勘案した上で、株主価値の向上という観点から自己株式を取得することが適切と判断した。      ◆ ▽しまむら <8227>  21年2月期第3四半期累計(20年2月21日-11月20日)の連結業績は、売上高4044億5300万円(前年同期比2.6%増)、営業利益311億6100万円(同64.5%増)。新型コロナウイルスの影響で「巣ごもり消費」と呼ばれる新しい消費行動が拡大する一方、9月下旬以降の全国各地における気温の低下による秋冬物の需要増などにより、営業利益は通期予想の308億8900万円(前期比34.4%増)を超過している。      ◆ ▽ケーヨー <8168>  21年2月期第3四半期累計(20年3-11月)の単体業績は、売上高872億8700万円(前年同期比5.7%増)、営業利益48億5500万円(同8.0倍)で、営業利益は通期予想の39億円(前期比7.4倍)を超過。      ◆ ▽DCMホールディングス <3050>  21年2月期第3四半期累計(20年3-11月)の連結業績は、売上高3644億1000万円(前年同期比8.1%増)、営業利益282億1900万円(同57.8%増)で、営業利益の通期予想301億円(前期比44.5%増)に対する進ちょく率は93.8%。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
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2020-12-28 12:00