<30日の注目銘柄>=アダストリア、スギHD、ピックルスなど

▽アダストリア <2685>  21年2月期第3四半期累計(20年3-11月)の連結業績は、売上高1328億3300万円(前年同期比19.1%減)、営業利益11億800万円(同90.7%減)。大幅減益ではあるが、第3四半期(9-11月)に限ると気温の低下や外出需要の回復に伴い、営業利益は55億1800万円(同14.8%増)と増益に転じている。通期の予想営業損益10億円の赤字(前期は128億8500万円の黒字)を据え置いたことで、第4四半期(20年12月-21年2月)の営業損益予想は計算上21億800万円の赤字(前年同期は9億1500万円の黒字)となり保守的な印象。      ◆ ▽スギホールディングス <7649>  21年2月期第3四半期累計(20年3-11月)の連結業績は、売上高4460億3000万円(前年同期比12.0%増)、営業利益253億1400万円(同25.8%増)。マスクや消毒用アルコールなどの感染予防商品、食料品や生活用品など巣ごもり関連商品の需要が増加する中、営業利益の通期予想300億円(前期比0.8%増)に対する進ちょく率は84.4%と好調に推移。第4四半期(20年12月-21年2月)の営業利益予想は計算上46億8600万円(前年同期比51.3%減)にとどまり、かなり保守的な印象。      ◆ ▽ピックルスコーポレーション <2925>  21年2月期の業績予想について、売上高は従来の450億円(前期比8.7%増)で据え置いたが、営業利益を23億円から25億円(同33.6%増)に引き上げている。売上高は想定線だが、秋以降の天候の順調な推移により、予想よりも原料野菜の仕入れ価格が安定したこと、および商品規格の見直しや生産アイテムの集約の継続などによる効率化、広告宣伝費の抑制などにより、営業利益は上ブレる見通し。21年2月期第3四半期累計(20年3-11月)は、売上高352億1600万円(前年同期比12.1%増)、営業利益22億9300万円(同45.8%増)だった。      ◆ ▽Genky DrugStores <9267>  21年6月期12月度(11月21日-12月20日)の売上高(速報)は、既存店が前年同月比18.3%増で、全社は同29.4%増。それぞれ前月度の同14.5%増、同27.8%増から勢いを増している。      ◆ ▽メドレックス <4586>  中国において出願中の「マイクロニードルパッチアプリケータおよびそのハウジング」について、中国国家知識産権局より特許査定の通知を受けたと発表。この特許は、マイクロニードルを確実かつ簡単に皮膚内へ挿入するアプリケータ(挿入器具)に関するもので、同社技術の特徴である、確実な投与を実現するための「高い穿刺性」および「応用制御」に関する基本技術の一つ。この特許の有効期間は2036年までであり、米国、欧州、日本、インド、ブラジルにおいても権利化を目指している。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <30日の注目銘柄>=アダストリア、スギHD、ピックルスなど
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2020-12-29 17:15