＜１２日の注目銘柄＞＝フジ、ローツェ、カンセキなど

▽フジ <8278> 　２１年２月期の連結業績予想を修正。営業収益は従来の３１５０億円（前期比０．５％増）で据え置いたが、営業利益を４１億円から５２億円（同２０．０％減）に引き上げている。「第３波」といわれる新型コロナウイルス感染症再拡大の影響により、不要不急の需要減に直面する衣料品や飲食業等は引き続き厳しい状況ながら、スーパーマーケット事業は堅調を維持し、営業収益は概ね想定線で推移する見込み。一方、利益面は、コロナ禍で急激な需要変化に直面する中、発注精度の向上や在庫削減に取り組んだことで粗利益率が改善し、計画を大幅に上回る販管費の削減を実行したことで上ブレる見通し。 　　　　　◆ ▽ローツェ <6323> ２１年２月期第３四半期累計（２０年３－１１月）の連結業績は、売上高３８１億９０００万円（前年同期比４４．７％増）、営業利益７４億２８００万円（１８．５％増）で、営業利益の通期予想８２億７３００万円（前期比６．８％増）に対する進ちょく率は８９．８％。 　　　　　◆ ▽カンセキ <9903> 　２１年２月期第３四半期累計（２０年３－１１月）の連結業績は、売上高３０９億５７００万円（前年同期比１５．２％増）、営業利益２４億５８００万円（同８１．５％増）。キャンプ関連用品を主力とする「ＷＩＬＤ－１事業」が営業利益１６億３８００万円（同４２．５％増）と好調に推移する中、園芸・ガーデニング関連商品やＤＩＹ・修繕関連商品、およびペット関連商品など在宅需要の好調に加え、サイクル関連商品や軽スポーツ・レジャー関連用品の伸長により、「ホームセンター事業」が営業利益を９億１４００万円（同３．０倍）に伸ばして全体をけん引。連結営業利益は通期予想の２４億２０００万円（前期比３８．７％増）を超過している。 　　　　　◆ ▽フェリシモ <3396> 　２１年２月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の３１６億４５００万円から３２０億７８００万円（前期比１２．１％増）に、営業利益を４億６１００万円から８億７００万円（同２．７倍）にそれぞれ引き上げている。 　　　　　◆ ▽オートバックス <9832> 　２１年３月期１２月度の国内売上高（速報）は、既存店が前年同月比１３．４％増、全店が同１３．２％増で、それぞれ１１月度の同８．７％増、同８．６％増から勢いを増している。タイヤが同２１．４％増と好調に推移し、バッテリーも同９．３％増と順調だった。 　　　　　◆ ▽リテールパートナーズ <8167> 　２１年２月期第３四半期累計（２０年３－１１月）の連結業績は、売上高１８２２億６０００万円（前年同期比６．２％増）、営業利益６３億７９００万円（同２．３倍）で、営業利益は通期予想の６２億５０００万円（前期比３９．９％増）を超過している。 　　　　　◆ ▽リヒトラブ <7975> 　２１年２月期第３四半期累計（２０年３－１１月）の連結業績は、売上高６３億９２００万円（前年同期比１３．９％減）、営業利益３億８６００万円（６．１％増）で、営業利益の通期予想４億円（前期比１８．９％減）に対する進ちょく率は９６．５％。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）