キャリアリンクは安値から続伸、増益転換業績を見直し下げ過ぎ訂正買いが増勢

  キャリアリンク <6070> (東2)は、2円高の476円と続伸して始まり、4月17日につけた年初来安値472円から底上げしている。今2015年2月期業績の増収増益転換が予想されていることを見直し、下げ過ぎ訂正買いが再燃している。改正労働者派遣法の施行が予定されていることも、業績期待を高めている。 ■民間向け大型BPO関連事業が本格稼働しコンタクトセンターも規模拡大   同社の今期業績は、売り上げ128億5600万円(前期比10%増)、経常利益3億4000万円(同20%増)、純利益2億200万円(同25%増)と2期ぶりの増収増益転換が予想されている。前期業績は、年金記録調査の官公向け大型BPO関連事業が早期に終了し、昨年9月開始予定の民間企業向けの大型プロジェクトの追加案件の業務開始がズレ込んだことから下方修正され、前々期の過去最高業績から減収減益転換した。これに対して今期は、前期に新規受注した年金督励業務や、開始時期がズレ込んだ民間BPO案件が本格稼働し、CRM関連事業でも、今年1月にスタートした自社コンタクトセンターでの100席規模の新規案件が、3月には200席規模と業務拡大することなども加わり、増収増益転換を見込んでいる。   改正労働者派遣法の施行では、派遣受け入れ企業のマインドが好転すると予想しており、一般事務事業、製造技術系事業の好展開を図る。 ■PERは14倍台、25日線から5%超の下方かい離と下げ過ぎ   株価は、昨年8月の東証第2部への市場変更でつけた2部上場来高値623円から同安値494円まで調整、いったん半値戻し水準の573円までリバウンドしたが、今期業績の増収益転換予想にもかかわらず、全般の波乱相場にツレ安して再調整、安値を更新した。業績実態的にPERは14倍台、テクニカル的にも25日移動平均線から5%超のマイナスかい離と下げ過ぎを示唆しており、一段の底上げにトライしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
キャリアリンク<6070>(東2)は、2円高の476円と続伸して始まり、4月17日につけた年初来安値472円から底上げしている。
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2014-04-22 10:15