<14日の注目銘柄>=パソナ、パルGH、SFOODSなど

▽パソナグループ <2168>
21年5月期上期(20年6-11月)の連結業績は、売上高1649億600万円(前年同期比2.3%増)、営業利益108億200万円(同2.8倍)。新型コロナウイルス感染症の影響による新規人材需要の抑制で人材派遣事業や人材紹介事業の需要は減少したが、業務を外部委託するBPOサービスの需要が拡大し、感染症の拡大防止に関わる期間限定の案件も想定以上に増加。受託事業の効率運営による収益力の高まりもあり、営業利益は大幅に増加した。これを踏まえ通期予想について、売上高を従来の3100億円から3260億円(前期比0.3%増)に、営業利益を100億円から150億円(同41.8%増)にそれぞれ引き上げている。
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▽パルグループホールディングス <2726>
21年2月期第3四半期累計(20年3-11月)の連結業績は、売上高770億5900万円(前年同期比22.7%減)、営業利益14億5000万円(同81.9%減)。政府による20年4月7日の緊急事態宣言により、全国に展開しているほとんどの店舗が4月および5月に長期の臨時休業を余儀なくされたが、インスタグラムをはじめ、様々なデジタル媒体による商品の紹介に注力するとともに、ポイント付与拡大、期間限定セール等の施策でEC売上拡大に努める中、第3四半期(9-11月)に限ると営業利益は32億1100万円(同29.2%増)に増大している。
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▽S Foods <2292>
21年2月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の3300億円(前期比6.2%増)で据え置いたが、営業利益を80億円から118億円(同10.2%増)に引き上げている。売上高は概ね想定線だが、新型コロナウイルス感染症の影響による家庭需要の高まりから小売店向けの販売が堅調に推移していることにより、営業利益は増益に転じる見通し。21年2月期第3四半期累計(20年3-11月)は、売上高2426億9400万円(前年同期比7.0%減)、営業利益94億7600万円(同30.6%増)だった。
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▽サカタのタネ <1377>
21年5月期上期(20年6-11月)の連結業績は、売上高315億2400万円(前年同期比10.0%増)、営業利益56億4000万円(同46.9%増)。新型コロナウイルス感染症の影響は受けたが、花種子、野菜種子とも家庭園芸において需要が増加する中、売上高は従来予想を25億2400万円超過。営業利益は、増収効果に加え、野菜種子の好調による粗利益率の上昇、営業活動の制約などによる販管費の抑制により、22億4000万円上ブレた。これを踏まえ会社側は通期予想について、売上高を従来の617億円から648億円(前期比5.1%増)に、営業利益を60億円から72億円(同3.8%減)にそれぞれ引き上げている。
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▽エスプール <2471>
20年11月期の連結営業利益は22億2800万円(前期比38.9%増)で、従来予想を2億2800万円超過。21年11月期は営業利益25億円(前期比12.2%増)を計画。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<14日の注目銘柄>=パソナ、パルGH、SFOODSなど
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2021-01-13 18:15