<15日の注目銘柄>=キヤノン、IDOM、古野電など

▽キヤノン <7751>
20年12月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の3兆1400億円から3兆1600億円(前期比12.1%減)に、営業利益を640億円から1050億円(同39.9%減)にそれぞれ引き上げている。第4四半期(10-12月)において、フルサイズミラーレスの新製品が牽引するカメラや、在宅需要が続くインクジェットプリンターなどが、特に利益面で計画を上回って推移したことが主な要因。
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▽IDOM <7599>
21年2月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の3600億円から3617億円(前期比強含みの横ばい)に、営業利益を87億円から101億円(同11.1%増)にそれぞれ引き上げている。小売台数は想定線だが、買取台数が想定を上回っていること、および効率化による販管費の削減が主な要因。21年2月期第3四半期累計(20年3-11月)は、売上高2820億8200万円(前年同期比3.5%増)、営業利益86億1600万円(同11.5%増)だった。
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▽古野電気 <6814>
21年2月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の820億円(前期比1.3%減)で据え置いたが、営業利益を30億円から35億円(同45.1%増)に引き上げている。「舶用事業」および「産業用事業」の市況に緩やかな回復が見込まれ、「無線LAN・ハンディターミナル事業」においては、足元で「GIGAスクール構想」に伴う需要の増加が継続していることが主な要因。21年2月期第3四半期累計(20年3-11月)は、売上高604億1800万円(前年同期比3.5%減)、営業利益33億4700万円(同14.3%増)だった。
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▽タマホーム <1419>
21年5月期上期(20年6-11月)の連結業績は、売上高986億3400万円(前年同期比0.6%減)、営業利益42億3700万円(同3.0%増)。保証延長工事の契約件数増加に伴うリフォーム事業の好調な推移、不動産事業における戸建分譲事業の大幅な伸長、およびサブリース事業の堅調な推移などにより、減収ではあるが増益を確保。これを踏まえ会社側は通期予想について、売上高を従来の1950億円から2100億円(前期比0.4%増)に、営業利益を75億円から90億円(同8.8%減)にそれぞれ引き上げている。
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▽不二越 <6474>
20年11月期の連結業績は、売上高2010億5500万円(前期比19.3%減)、営業利益68億5000万円(同48.7%減)。大幅な減収・減益ではあるが、想定よりも自動車・建設機械分野などで需要の持ち直しが進み、為替レートも円安で推移したこと、および固定費を中心とした原価低減のとり組みにより、売上高で50億5500万円、営業利益で10億5000万円、それぞれ従来予想を超過した。続く21年11月期は、売上高2050億円(前期比2.0%増)、営業利益80億円(同16.8%増)を計画している。
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▽Sansan <4443>
21年1月21日付けで、東証マザーズから東証1部に市場変更されることになったと発表。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<15日の注目銘柄>=キヤノン、IDOM、古野電など
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2021-01-14 18:30