<18日の注目銘柄>=トヨクモ、メドレックス、ダイニチ工など

▽トヨクモ <4058>
20年12月期の単体業績予想を上方修正。売上高を従来の10億3600万円から10億9500万円(前期比43.9%増)に、営業利益を1億9200万円から2億4600万円(同2.5倍)にそれぞれ引き上げている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って企業におけるリモート勤務が常態化し、地方自治体などでもデジタルトランスフォーメーションによる需要が高まったことなどから、kintone連携サービスが予想を上回ったこと、また安否確認サービスにおいても自然災害の発生時だけでなく、パンデミックをはじめとした非常時の連絡手段や情報共有ツールとしての認知が拡大したことが主な要因。
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▽メドレックス <4586>
出願中の「マイクロニードルパッチアプリケータおよびそのハウジング」について、特許庁より特許査定が通知されたと発表。この特許は、マイクロニードルを確実かつ簡単に皮膚内へ挿入するアプリケータ(挿入器具)に関するもので、同社技術の特徴である、確実な投与を実現するための「高い穿刺性」および「応用制御」に関する基本技術の一つ。この特許の有効期間は2036年までであり、日本の他に中国で登録されており、米国、欧州、インド、ブラジルにおいても権利化を目指している。
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▽ダイニチ工業 <5951>
21年3月期の単体業績予想を上方修正。売上高を従来の190億円から220億円(前期比16.9%増)に、営業利益を5億2000万円から12億円(同6.7倍)にそれぞれ引き上げている。新型コロナウイルス感染症の予防対策として加湿器が好調に推移したことに加え、主力の石油暖房機器も、12月中旬からの気温の急激な低下により、即暖性が評価された家庭用石油ファンヒーターも伸長したことが主な要因。
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▽日進工具 <6157>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の74億1000万円から79億3000万円(前期比16.8%減)に、営業利益を8億5000万円から14億6000万円(同34.2%減)にそれぞれ引き上げている。5G(第5世代移動通信システム)に対応したスマートフォンの新機種の販売好調や自動車生産の回復、また製品の流通在庫の調整一服等から第3四半期(20年10-12月)の業績が予想を上回るものと判断したことが主な要因。
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▽マルマエ <6264>
21年8月期12月度の受注残高は、「FPD(フラットパネルディスプレイ)分野」は2億500万円(前年同月比25.2%減)だったが、主力の「半導体分野」は、出荷検収が好調に推移する中、受注が更に高水準だったことから6億5400万円(同41.6%増)に増大。全体として8億8300万円(同18.7%増)に伸長した。
今後の見通しとして、「半導体分野」は好調だったファウンダリ向けに加えメモリ向けも市場環境の改善が続いていることから、受注も好調に推移する見込み。FPD分野は、市場環境は回復傾向にあり、新規の引き合い増、シェア拡大の効果などにより、しばらくは好調な受注が予想されるとしている。
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▽ステラケミファ <4109>
子会社のステラファーマが21年1月15日、東証へ新規上場を申請したと発表。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<18日の注目銘柄>=トヨクモ、メドレックス、ダイニチ工など
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2021-01-15 18:30