<25日の注目銘柄>=建設技研、カナレ電気、カワチ薬品など

▽建設技術研究所 <9621>  20年12月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の650億円から651億円(前期比3.9%増)に、営業利益を44億円から50億円(同17.2%増)にそれぞれ引き上げている。売上高はほぼ想定線だが、業務の効率的な実施による原価率の改善により、営業利益は大幅に上ブレる見通し。      ◆ ▽カナレ電気 <5819>  20年12月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の92億1000万円から96億9500万円(前期比15.2%減)に、営業利益を6億3500万円から9億1000万円(同21.7%減)にそれぞれ引き上げている。第4四半期(20年10-12月)に入って経済活動が緩やかに上向きとなり、放送関連の設備投資などが徐々に回復。特に、中国はいち早く回復基調となり、期末に業績をけん引した。      ◆ ▽カワチ薬品 <2664>  21年3月期第3四半期累計(20年3月16日-12月15日)の連結業績は、売上高2160億7800万円(前年同期比7.0%増)、営業利益87億2800万円(同2.3倍)。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、マスク・消毒関連等の感染予防関連商品が堅調に推移し、巣ごもり消費関連商材も好調に推移する中、大幅増益を達成した。これを踏まえ会社側は通期(20年3月16日-21年3月15日)予想について、売上高を従来の2800億円から2820億円(前期比4.3%増)に、営業利益を85億円から95億円(同67.4%増)にそれぞれ引き上げている。      ◆ ▽アクシーズ <1381>  21年6月期上期(20年7-12月)の連結業績は、売上高105億600万円(前年同期比5.8%増)、営業利益16億2000万円(同34.4%増)。外出自粛等に伴う内食需要の高まりにより鶏肉相場が堅調に推移し、原燃料コストも低下する中、主力の「食品」が営業利益を11億9900万円(同35.9%増)に伸ばして全体をけん引。連結営業利益の通期予想27億5000万円(前期比0.5%増)に対する進ちょく率は58.9%となっている。      ◆ ▽岩井コスモホールディングス <8707>  21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)の連結決算速報値は、営業収益173億6900万円(前年同期比21.2%増)、営業利益52億8100万円(同78.5%増)。日経平均株価が30年4カ月ぶりの高値となり、米国の主要3指数が史上最高値を更新するなど日米の株式市場が活況を呈するなか、委託手数料、トレーディング利益が増加。特に、良好なマーケット環境を背景に米国株式の売買が膨らみ、大幅な増収増益を達成した。      ◆ ▽神戸物産 <3038>  21年10月期12月度の単体の売上高は330億600万円(前年同月比20.3%増)で、営業利益は23億3200万円(同35.3%増)。商品動向については、マスクや除菌用アルコールなどの衛生関連商品が引き続き好調に推移したほか、12月の開催は初めてとなる「業務スーパー888店舗達成記念セール」において、「合鴨ロース」等のセール対象商品が大きく伸長した。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <25日の注目銘柄>=建設技研、カナレ電気、カワチ薬品など
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2021-01-22 18:15