<26日の注目銘柄>=山洋電、コーエテクモ、ナガワなど

▽山洋電気 <6516>  21年3月期の連結業績(IFRS)予想を上方修正。売上収益を従来の730億円から768億円(前期比8.6%増)に、営業利益を19億円から36億円(同3.5倍)にそれぞれ引き上げている。第3四半期(20年10-12月)以降,通信機器向けや医療機器向けなどを始め,主要販売市場であるロボット、半導体製造装置、電子部品 実装機、射出成型機などFA市場からの需要が増加したことが主な要因。      ◆ ▽コーエーテクモホールディングス <3635>  21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の510億円から560億円(前期比31.3%増)に、営業利益を170億円から220億円(同56.0%増)にそれぞれ引き上げている。20年9月に国内で配信を開始したスマートフォンゲーム「三國志 覇道」や、同社がIPを許諾し中国で配信中の「三国志・戦略版」のロイヤリティ収入などの貢献により、主力の「エンタテインメント事業」が想定以上に好調に推移していることが主な要因。      ◆ ▽ナガワ <9663>  21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の280億円から300億円(前期比3.4%増)に、営業利益を36億円から45億円(同27.3%増)にそれぞれ引き上げている。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う事業活動および業績への影響はあるものの、「ユニットハウス事業」の販売およびレンタルは想定していた影響がほぼなく、好調に推移していることが主な要因。      ◆ ▽岡部 <5959>  20年12月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の631億円(前期比3.5%減)で据え置いたが、営業利益を40億5000万円から44億9000万円(同15.2%減)に引き上げている。売上高は想定線だが、提案型営業による高付加価値製品の拡販等による利益率の確保、および販管費の圧縮等により、営業利益は上ブレる見通し。      ◆ ▽アトムリビンテック <3426>  21年6月期上期(20年7-12月)の単体業績予想を上方修正。売上高を従来の45億円から48億2300万円(前年同期比12.9%減)に、営業利益を2億円から3億2900万円(同25.7%減)にそれぞれ引き上げている。内装金物(住まいの金物)全般を自社ブランドで網羅する「住空間創造企業」を目指し、独自の機能を内包するソフトクローズ関連商品の拡充と市場への浸透に注力しつつ、SNSを積極的に活用した販売支援ツールの拡充に努めたことが奏功した。      ◆ ▽マクニカ・富士エレ ホールディングス <3132>  21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)の連結業績は、売上高3967億3700万円(前年同期比3.0%増)、営業利益121億2900万円(同20.6%増)。「集積回路及び電子デバイスその他」が売上高3456億200万円(同1.4%増)、営業利益59億3300万円(同20.1%増)と順調に推移する中、新型コロナウイルス感染拡大の影響による在宅勤務やリモートワークの増加に伴うネットワーク関連商品やクラウド関連商品の伸長で、「ネットワーク」が売上高を513億1100万円(同15.8%増)に、営業利益を60億2300万円(同21.7%増)に伸ばして全体をけん引。 連結営業利益の通期予想145億5000万円(前期比0.7%増)に対する進ちょく率は83.4%で、第4四半期(21年1-3月)の営業利益予想は計算上24億2100万円(前年同期比44.9%減)と保守的な印象。      ◆ ▽トーセイ <8923>  取得期間21年2月1日-7月31日の予定で、上限5億円、70万株(自己株式を除く発行済株式数の1.5%)の自社株買いを実施すると発表。株主還元水準の向上および資本効率の改善を図ることが目的。     ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <26日の注目銘柄>=山洋電、コーエテクモ、ナガワなど
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2021-01-25 18:00