<29日の注目銘柄>=新光電工、アドバンテス、田岡化など

▽新光電気工業 <6967>
21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)の連結業績は、売上高1354億9800万円(前年同期比26.0%増)、営業利益148億8700万円(前年同期は5300万円)。テレワーク、オンライン学習の拡大、5G(第5世代移動通信システム)の実用化等を背景に、サーバーおよびパソコン向けにフリップチップタイプパッケージの受注が想定を上回って推移するとともに、大型の設備投資を展開してきたフリップチップタイプパッケージの新ラインの量産稼働開始が増収に寄与。セラミック静電チャックも、半導体製造装置市場における旺盛な需要を背景に増加し、第3四半期(20年10-12月)に入って自動車向け需要の底打ちなどにより、リードフレームも回復に転じた。
これを踏まえ会社側は通期予想について、売上高を従来の1773億円から1829億円(前期比23.3%増)に、営業利益を135億円から187億円(同5.8倍)にそれぞれ引き上げている。
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▽アドバンテスト <6857>
21年3月期の連結業績(IFRS)予想を上方修正。売上高を従来の2750億円から3050億円(前期比10.5%増)に、営業利益を525億円から670億円(同14.1%増)にそれぞれ引き上げている。メモリ半導体用試験装置に堅調な引き合いの継続が見込まれる中、SoC(システムオンチップ)半導体用試験装置が、スマートフォンメーカー間の競争活発化、スマートフォンの高性能化、自動車や産業機器の市況改善の流れを受け、想定を大きく上回る見通しとなった。
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▽田岡化学工業 <4113>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の310億円から320億円(前期比24.7%増)に、営業利益を34億円から37億円(同37.6%増)にそれぞれ引き上げている。
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▽オイシックス・ラ・大地 <3182>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の900億円から975億円(前期比37.2%増)に、営業利益を50億円から65億円(同2.6倍)にそれぞれ引き上げている。
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▽MARUWA <5344>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の365億円から410億円(前期比0.6%減)に、営業利益を79億円から100億円(同7.0%増)にそれぞれ引き上げている。
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▽セイコーエプソン <6724>
21年3月期の連結業績(IFRS)予想を上方修正。売上収益を従来の9600億円から9800億円(前期比6.1%減)に、営業利益を280億円から380億円(同3.7%減)にそれぞれ引き上げている。
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▽アンリツ <6754>
21年3月期の連結業績(IFRS)予想を修正。売上収益は従来の1100億円(前期比2.8%増)で据え置いたが、営業利益を175億円から190億円(同9.1%増)に引き上げている。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<29日の注目銘柄>=新光電工、アドバンテス、田岡化など
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2021-01-28 18:30