＜２日の注目銘柄＞＝レーザーテク、荏原実業、英和など

▽レーザーテック <6920> 　２１年６月期上期（２０年７－１２月）の連結業績は、売上高３２２億３１００万円（前年同期比６１．６％増）、営業利益１２０億５６００万円（同５０．９％増）。堅調な半導体需要に支えられて主力のマスク欠陥検査装置などが好調に推移し、売上高、営業利益とも半期の過去最高を更新した。これを踏まえ会社側は通期予想について、売上高を従来の５７０億円から６２０億円（前期比４５．６％増）に、営業利益を１７０億円から２００億円（同３２．８％増）にそれぞれ引き上げている。 　　　　　◆ ▽荏原実業 <6328> 　２０年１２月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の３００億円から３０２億円（前期比６．２％増）に、営業利益を２８億円から３２億１０００万円（同５８．６％増）にそれぞれ引き上げている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い陰圧装置等の感染症対策製品の需要が想定以上の水準で推移したことに加え、「水処理」を中心に売上総利益率も上昇した。 　　　　　◆ ▽英和 <9857> 　２１年３月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の３５０億円から３７０億円（前期比１．８％減）に、営業利益を８億１０００万円から１３億５０００万円（同２１．０％減）にそれぞれ引き上げている。社会インフラ市場において、増加する自然災害に対する防災・復旧に使用する各種産業車両や社会インフラ設備に付帯する機器が、想定を上回り堅調に推移していることが主な要因。高付加価営業の強化による利益率の確保、および販管費の圧縮等も利益の押し上げに働いている。 　　　　　◆ ▽住友ベークライト <4203> 　２１年３月期の連結業績（ＩＦＲＳ）予想を上方修正。売上収益を従来の１８３０億円から２０６５億円（前期比０．１％減）に、事業利益を１００億円から１５０億円（同４．６％増）にそれぞれ引き上げている。 　　　　　◆ ▽ローム <6963> 　２１年３月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の３４００億円から３６００億円（前期比０．８％減）に、営業利益を２３０億円から３２０億円（同８．５％増）にそれぞれ引き上げている。 　　　　　◆ ▽資生堂 <4911> 　２０年１２月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の９１５０億円から９２００億円（前期比１８．７％減）に、営業損益を１００億円の赤字から１５０億円の黒字（同８６．８％減）にそれぞれ引き上げている。 　　　　　◆ ▽愛三工業 <7283> 　２１年３月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の１７４０億円から１７９０億円（前期比１２．９％減）に、営業利益を１０億円から３６億円（同５０．２％減）にそれぞれ引き上げている。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）