<4日の注目銘柄>=住友電工、住友精化、ヒロセ電など

▽住友電気工業 <5802>
21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)の連結業績は、売上高2兆621億2700万円(前年同期比11.1%減)、営業利益509億8900万円(同39.8%減)。2ケタ減収・大幅減益ではあるが、自動車関連製品やスマートフォン関連製品の売上が想定を上回って推移する中、第3四半期(20年10-12月)に限ると営業利益は624億300万円(同60.9%増)に急増している。
これを踏まえ会社側は通期予想について、売上高を従来の2兆8000億円から2兆8500億円(前期比8.3%減)に、営業利益を700億円から900億円(同29.3%減)にそれぞれ引き上げている。
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▽住友精化 <4008>
21年3月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の1000億円(前期比0.3%増)で据え置いたが、営業利益を80億円から95億円(前期比22.2%増)に引き上げている。主力の「吸水性樹脂」において、中国顧客による衛生材料の原材料調達・在庫確保を優先する動きがあり、販売数量が増加していることに加え、原料価格が想定を下回って推移していること、および人民元高が主な要因。21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)は、売上高752億6400万円(前年同期比0.7%増)、営業利益76億3200万円(同27.3%増)だった。
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▽ヒロセ電機 <6806>
21年3月期の連結業績(IFRS)予想を上方修正。売上収益を従来の1200億円から1300億円(前期比6.8%増)に、営業利益を215億円から260億円(同27.7%増)にそれぞれ引き上げている。コンシューマ機器向けビジネス、産業機器向けビジネスおよび自動車向けビジネスが想定を上回る見込みとなった。21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)は、売上収益984億7900万円(前年同期比7.6%増)、営業利益212億4200万円(同31.1%増)だった。
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▽ブラザー工業 <6448>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の6000億円から6250億円(前期比1.9%減)に、営業利益を535億円から685億円(同1.7%増)にそれぞれ引き上げている。
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▽スクウェア・エニックス・ホールディングス <9684>
21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)の連結営業利益は410億2200万円(前年同期比47.7%増)で、通期予想の400億円(前期比22.1%増)を超過。
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▽メガチップス <6875>
21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)の連結営業利益は43億8900万円(前年同期比4.9倍)で、通期予想の42億円(前期比4.3倍)を超過。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<4日の注目銘柄>=住友電工、住友精化、ヒロセ電など
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2021-02-03 18:45