<5日の注目銘柄>=マツダ、イチネンHD、加賀電子など

▽マツダ <7261>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の2兆8500億円から2兆9000億円(前期比6.5%減)に、営業損益を400億円の赤字から収支トントン(前期は436億300万円の黒字)にそれぞれ引き上げている。販売促進費および車種構成の改善や固定費の抑制が順調に進捗していることなどを織り込んだ。
21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)は、売上高1兆9594億5700万円(前年同期比23.3%増)で、営業損益は319億9800万円の赤字(前年同期は323億4500万円の黒字)だが、第3四半期(20年10-12月)に限ると、「日本」の黒字化と「米国」の2ケタ増益により、営業損益は208億6500万円の黒字(前年同期比3.2倍)に浮上している。
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▽イチネンホールディングス <9619>
21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)は、売上高836億1200万円(前年同期比18.4%増)、営業利益56億9200万円(同16.4%増)。リース契約車両は依然として小型化傾向にあるが、当期末のリース契約台数が8万6862台(同2288台増)に増加する中、主力の「自動車リース関連事業」が営業利益を35億9900万円(同16.6%増)に伸ばして全体をけん引した。
第3四半期(20年10-12月)に限ると営業利益は21億1000万円(同48.1%増)に増大しており、計算上8億800万円(同59.3%減)にとどまる第4四半期(21年1-3月)の営業利益予想は保守的な印象。
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▽加賀電子 <8154>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の4100億円から4150億円(前期比6.5%減)に、営業利益を75億円から90億円(同10.1%減)にそれぞれ引き上げている。電子部品事業およびEMS事業では、製造業向けに需要回復の兆しが見え始め、国内外において総じて上ブレ基調で進ちょくしていること、および情報機器事業でもテレワークやオンライン授業向けの需要に対応したPC製品が堅調に推移していることが主な要因。21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)は、売上高2942億6600万円(同13.1%減)、営業利益75億1700万円(同2.8%減)で、第3四半期(20年10-12月)に限ると営業利益は30億8300万円(同23.7%増)に増加している。
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▽オカムラ <7994>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の2360億円から2420億円(前期比4.4%減)に、営業利益を113億円から130億円(同2.9%減)にそれぞれ引き上げている。
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▽グローリー工業 <6457>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の2100億円から2130億円(前期比5.0%減)に、営業利益を80億円から110億円(同38.6%減)にそれぞれ引き上げている。
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▽IDEC <6652>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の500億円から530億円(前期比9.2%減)に、営業利益を25億円から35億円(同25.6%減)にそれぞれ引き上げている。
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▽ビジネスエンジニアリング <4828>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の170億円から178億円(前期比0.4%増)に、営業利益を16億円から20億円(同27.1%増)にそれぞれ引き上げている。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<5日の注目銘柄>=マツダ、イチネンHD、加賀電子など
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2021-02-04 18:15