<9日の注目銘柄>=バンナムHD、HUGHD、関西ペなど

▽バンダイナムコホールディングス <7832>
21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)の連結業績は、売上高5434億5600万円(前年同期比2.0%増)、営業利益729億2200万円(同1.1%増)。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を強く受けた「リアルエンターテインメント」は営業損益が97億4300万円の赤字(前年同期は11億5400万円の黒字)にとどまったが、国内外のハイターゲット層(大人層)に向けた商品や新規IPを活用した商品等が人気となった「トイホビー」が営業利益355億5500万円(前年同期比23.9%増)、ネットワークコンテンツの主力タイトルや家庭用ゲームのリピート販売が好調だった「ネットワークエンターテインメント」が営業利益477億4600万円(同30.9%増)となって全体をけん引。増収・増益を確保した。
これを踏まえ会社側は通期予想について、売上高を従来の6500億円から7200億円(前期比0.6%減)に、営業利益を500億円から720億円(同8.6%減)にそれぞれ引き上げている。
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▽H.U.グループホールディングス <4544>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の2000億-2200億円から2235億円(前期比18.4%増)に、営業利益を160億-200億円から265億円(同2.7倍)にそれぞれ引き上げている。国内における新型コロナウイルス感染者数の増加に伴ってPCR検査受託数が増加したことや、高感度抗原定量検査試薬の販売が想定を上回ったこと、海外における高感度抗原定量検査試薬の需要拡大等を織り込んだ。
21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)は、売上高1610億8900万円(前年同期比13.6%増)、営業利益177億400万円(同2.1倍)だった。
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▽関西ペイント <4613>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の3300億円から3550億円(前期比12.8%減)に、営業利益を180億円から300億円(同4.8%減)にそれぞれ引き上げている。20年7月以降、日本、インド、中国等の自動車分野および工業分野を中心に想定以上に需要が持ち直したことが主な要因。
21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)は、売上高2649億2200万円(前年同期比14.9%減)、営業利益223億800万円(同15.6%減)だった。
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▽アークランドサカモト <9842>
21年2月期(20年2月21日-21年2月20日)の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の1251億7900万円から1779億円(前期比57.9%増)に、営業利益を124億7000万円から157億円(同64.0%増)にそれぞれ引き上げている。20年11月に新たに連結子会社化したビバホームの10-12月の業績を織り込んだ。
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▽朝日放送グループホールディングス <9405>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の725億円から780億円(前期比6.0%減)に、営業利益を2億円から16億円(同52.8%減)にそれぞれ引き上げている。想定よりもテレビスポット収入を主とする放送事業収入が増加したこと、および費用削減が主な要因。21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)は、売上高569億2500万円(前年同期比7.3%減)、営業利益7億2900万円(同70.6%減)だった。
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▽ワークマン <7564>
21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)の単体業績は、営業総収入831億200万円(前年同期比16.1%増)、営業利益201億3200万円(同23.6%増)で、営業利益の通期予想218億4700万円(前期比14.0%増)に対する進ちょく率は92.1%。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<9日の注目銘柄>=バンナムHD、HUGHD、関西ペなど
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2021-02-08 18:30