<12日の注目銘柄>=イトーキ、大建工、タカラBIOなど

▽イトーキ <7972>  20年12月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の1170億円から1162億円(前期比4.9%減)に減額したが、営業利益を4億円から18億円(同99.3%増)に引き上げている。売上高は海外事業における販売減から未達となったが、第4四半期(20年10-12月)に、国内のオフィス事業および設備機器事業で想定以上の需要回復があったことや、販管費の徹底的な削減により、営業利益は上ブレる見通しとなった。      ◆ ▽大建工業 <7905>  21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の1900億円から1970億円(前期比2.7%減)に、営業利益を63億円から86億円(同2.6%増)にそれぞれ引き上げ一転して増益を見込んでいる。国内では、第3四半期(20年10-12月)において、想定よりも新築戸建て向けが堅調に推移するとともに、リフォーム向けも回復が見られたこと、また、米国では第2四半期(7-9月)以降の好調さが一定程度継続することが見込まれることが主な要因。 21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)は、売上高1465億4400万円(前年同期比2.2%減)、営業利益61億9500万円(同4.5%減)で、第3四半期(10-12月)に限ると営業利益は33億3800万円(同23.7%増)に増大している。      ◆ ▽タカラバイオ <4974>  21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の408億円から452億円(前期比30.8%増)に、営業利益を80億円から120億円(同91.2%増)にそれぞれ引き上げている。新型コロナウイルス感染症の影響は受けるものの、一般の研究用試薬、受託サービスが想定を上回って推移していること、加えて体外診断用医薬品などの新型コロナウイルス検査関連製品の需要増が続くことが主な要因。 21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)は、売上高295億4900万円(前年同期比20.3%増)、営業利益87億9100万円(同2.3倍)で、第3四半期(10-12月)に限ると営業利益は50億5500万円(同6.0倍)に増大している。      ◆ ▽リンナイ <5947>  21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の3250億円から3400億円(前期比0.1%減)に、営業利益を320億円から385億円(同11.8%増)にそれぞれ引き上げ一転して増益を見込んでいる。日本や海外各国の巣ごもり需要の高まりに加え、国内における成長品目・高付加価値商品の伸びや、堅調なアメリカをはじめとして海外各国での想定を超える回復が主な要因。 21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)は、売上高2455億600万円(前年同期比2.5%減)、営業利益277億8100万円(同13.6%増)で、第3四半期(10-12月)に限ると営業利益は148億2400万円(同32.3%増)に増大している。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <12日の注目銘柄>=イトーキ、大建工、タカラBIOなど
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2021-02-10 19:00