<15日の注目銘柄>=日工営、太平電、関電化など

▽日本工営 <1954>
21年6月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の1026億円から1176億円(前期比4.8%減)に、営業利益を15億円から49億円(同6.8%増)にそれぞれ引き上げ一転して増益を見込んでいる。新型コロナウイルス感染症の影響を最大限に織り込んでいたが、主力のコンサルタント国内事業は順調に推移し、コンサルタント海外事業は渡航再開に伴い現地作業が開始されていることが主な要因。
21年6月期上期(20年7-12月)は、売上高466億7500万円(前年同期比5.0%減)で、営業損益は1800万円の赤字(前年同期は14億2700万円の赤字)だが、第2四半期(20年10-12月)に限ると営業損益は10億1000万円の黒字(同2億5000万円の赤字)に浮上している。
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▽太平電業 <1968>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の1240億円から1330億円(前期比11.3%増)に、営業利益を67億円から85億円(同10.1%減)にそれぞれ引き上げている。事業用発電設備の建設工事が想定以上に進捗していること、および原子力発電設備工事の利益率が想定よりも底堅い状況が続いていることが主な要因。
21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)は、売上高952億5100万円(前年同期比17.4%減)で、営業利益は80億6400万円(同57.1%増)だった。
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▽関東電化工業 <4047>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の500億円から510億円(前期比5.0%減)に、営業利益を35億円から51億円(同34.0%減)にそれぞれ引き上げている。主力の「精密化学品事業」の電池材料が、堅調な需要の回復により計画を上回る見通しであること、加えて固定費の減少や原材料価格の低下なども見込まれることが主な要因。
21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)は、売上高374億2600万円(前年同期比7.7%減)で、営業利益は36億700万円(同42.9%減)だった。
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▽Eストアー <4304>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の96億4500万円から103億4000万円(前期比2.1倍)に、営業利益を3億9800万円から8億2000万円(同71.5%増)にそれぞれ引き上げ、一転して増益を見込んでいる。
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▽CKサンエツ <5757>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の600億円から670億円(前期比11.2%減)に、営業利益を23億円から48億円(同10.9%増)にそれぞれ引き上げ、一転して増益を見込んでいる。
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▽東和薬品 <4553>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の1500億円から1530億円(前期比38.6%増)に、営業利益を143億円から195億円(同20.8%増)にそれぞれ引き上げ、一転して増益を見込んでいる。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<15日の注目銘柄>=日工営、太平電、関電化など
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2021-02-12 18:45