日経平均終値は123円安、大引け間際に下げ幅急拡大
22日の日経平均株価終値は、123円61銭安の1万4388円77銭と続落した。
前日のNYダウが小幅高で終えたことや、ドル・円が102円台半ばでもみ合っていることから、朝方の日経平均は堅調なスタート。73円高の1万4586円で寄り付き、その後は一時1万4600円台に乗せる場面もあった。
しかし、材料難に加え、ウクライナ情勢や日中関係の緊迫化、国内企業の3月期決算に対する慎重な見方などが重しとなり、日経平均は徐々に売り圧力が高まり、後場にマイナス転換。引け間際には下げ幅が急拡大した。
個別では、今期業績予想が市場コンセンサスに届かなかった安川電機 <6506> が急落したほか、前日に急騰したアイフル <8515> 、アコム <8572> 、ジャックス <8584> などノンバンク株が軟調。目標株価の引き下げがあった東京製鉄 <5423> も弱含んだ。
一方、前期業績予想と配当予想を増額した東亜道路工業 <1882> が急騰、今3月期の最高益更新を計画した小松ウオール工業 <7949> 、東芝子会社の中国原発受注交渉で恩恵が期待された日本製鋼所 <5631> などが大きく買われた。
ほかにも、前3月期業績予想を増額修正したソネック <1768> が一時ストップ高となったほか、今6月期業績の上ブレと配当予想の引き上げが好感されたアバント <3836> 、今12月期純利益予想を増額したいであ <9768> 、3月中間期予想を大幅増額したCEホールディングス <4320> などが上昇している。
業種別では、強気に評価するリポートによりタイヤ株が堅調に推移したものの、パルプ・紙、鉄鋼、海運、証券、銀行株など幅広いセクターが売られた。(編集担当:片岡利文)
22日の日経平均株価終値は、123円61銭安の1万4388円77銭と続落した。
japan,economic
2014-04-22 14:30