韓国、日本の原発事故で落ち込んだ水産品の消費が回復を示す・・・生鮮品販売が増加=中国報道

2011年の東日本大震災に伴う原発事故によって落ち込んでいた韓国の水産品消費が回復傾向にある。中国政府・商務部は、韓国国内の報道を引用しながら、同国における水産品売り上げの現状を、公式サイトで紹介した。中国の複数のメディアが、商務部が発表した情報を転載した。
商務部は、韓国の小売大手・ロッテマートが20日に発表した水産品の販売に関するデータを紹介。今年初めから今月16日までの水産品販売量が前年同期比で4.4%増加したと伝えた。
種類別では、最も大きな割合を占める生鮮品が同17.4%の伸びを見せた。一方で、冷凍品は同17.2%、塩干類製品が同34.9%と、それぞれ減少した。
韓国は昨年9月、福島とその近隣合わせて8県からの全ての水産物の輸入を禁止、現在も継続している。今回のデータが韓国国民の水産加工物に対する警戒感の軽減を反映しているかについてはさらなる分析が必要だが、水産品に対する需要の回復が軌道に乗れば、輸入禁止政策にも何らかの影響を与える可能性がありそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
2011年の東日本大震災に伴う原発事故によって落ち込んでいた韓国の水産品消費が回復傾向にある。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-04-22 16:30