外国メディア「中国の風紀取り締まり、世界のブランデー業界にとって深刻な脅威」=中国報道

 英誌フィナンシャル・タイムズが、反腐敗活動の一環として中国政府が「風紀取り締まり」を強化していることが「世界のブランデー業界にとって深刻な脅威となっている」と伝報じた。中国メディア・騰訊財経が21日付で報じた。  記事は、中国市場研究グループが発表したデータを紹介。中国におけるブランデーの30%がカラオケボックス、公衆浴場、クラブなどで発売さているとし、中国政府の「風紀取り締まり」によってブランデー販売量が半減したとの調査結果が出たと伝えた。  また、中国を席巻している「倹約運動」により、ブランデーなどの高級酒業界の「お得意様」になっていた政府高官による消費が見込めなくなり、新たな消費者層を模索せざるを得ない状況になっているとした。  その一方で、経済力や人口からみて中国は依然として世界の酒業界から卓越した市場と認識されており、「数万円を出してスピリッツ(蒸留酒)を飲む時代は終わったが、中期的に見れば中国の洋酒市場は引き続き成長するだろう」とする市場アナリストの意見を紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
英誌フィナンシャル・タイムズが、反腐敗活動の一環として中国政府が「風紀取り締まり」を強化していることが「世界のブランデー業界にとって深刻な脅威となっている」と伝報じた。中国メディア・騰訊財経が21日付で報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-04-22 17:30