<11日の注目銘柄>=酉島製、神島化工、アバールなど

▽酉島製作所 <6363>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の470億円から495億円(前期比5.0%増)に、営業利益を17億円から24億円(同96.7%増)にそれぞれ引き上げている。新型コロナウイルス感染症の拡大による操業停止や据付現場の作業停止、海外向け出荷に係る傭船の可否等の懸念事項を勘案していたが、これらの影響が限定的であったこと、および官公需が好調だったことが主な要因。
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▽神島化学工業 <4026>
21年4月期の単体業績予想を上方修正。売上高を従来の192億円から194億円(前期比8.5%減)に、営業利益を11億5000万円から13億5000万円(同45.6%増)にそれぞれ引き上げている。新型コロナウイルス感染拡大の影響は受けているものの、「化成品事業」におけるマグネシウム製品やセラミックス製品が想定を上回っていることが主な要因。21年4月期第3四半期累計(20年5月-21年1月)は、売上高146億5400万円(前年同期比8.3%減)、営業利益10億3200万円(同47.8%増)だった。
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▽アバールデータ <6918>
21年3月期の単体業績予想を上方修正。売上高を従来の82億円から85億円(前期比8.7%増)に、営業利益を15億8000万円から18億円(同22.7%増)にそれぞれ引き上げている。データセンター需要の増加等を背景に大手半導体メーカーの設備投資が継続する中、期初より自社製品・計測通信機器において検査装置向けの受注が拡大し、好調に推移したことが主な要因。
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▽アゼアス <3161>
21年4月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の97億1100万円から100億200万円(前期比0.6%増)に、営業利益を3億9700万円から7億1000万円(同52.3%増)にそれぞれ引き上げている。新型コロナウイルス感染症による需要のほか、20年11月に3年ぶりに発生が確認されて以来、各地に広がり、過去最大の被害水準となった鳥インフルエンザへの対応に伴う需要により、「防護服・環境資機材」の売上高が想定を上回る見込みとなったことが主な要因。
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▽カプコン <9697>
21年3月31日を基準日として、1株につき2株の株式分割を実施すると発表。投資単位当たりの金額を引き下げることにより、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的。
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▽アトラエ <6194>
21年3月31日を基準日として、1株につき2株の株式分割を実施すると発表。投資単位当たりの金額を引き下げることにより、株式の流動性を向上させ、投資家により投資しやすい環境を整えることで、投資家層の拡大を図ることが目的。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<11日の注目銘柄>=酉島製、神島化工、アバールなど
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2021-03-10 18:30