<16日の注目銘柄>=稲葉製作、Pアンチエイ、コマースワンなど

▽稲葉製作所 <3421>  21年7月期の連結業績予想を修正。売上高を従来の350億円から370億円(前期比7.0%増)に、営業利益を14億5000万円から24億6000万円(同30.1%増)にそれぞれ引き上げている。暮らしの中での収納ニーズや新型コロナウイルス感染症の対策ニーズの高まりで「鋼製物置」が好調に推移し、第2四半期累計(20年8月-21年1月)が売上高181億3100万円(前年同期比10.1%増)、営業利益13億1300万円(同2.1倍)となったことを踏まえたもの。      ◆ ▽プレミアアンチエイジング <4934>  21年7月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の252億7000万円から315億円(連結財務諸表の作成は21年7月期第2四半期からのため増減比較はない)に、営業利益を26億100万円から44億円にそれぞれ引き上げている。「DUO」ブランドおよび「CANADEL」ブランドにおいて、20年9月から開始したTVCMの効果が想定以上となっていることが主な要因。      ◆ ▽コマースOneホールディングス <4496>  21年3月31日を基準日として、1株につき2株の株式分割を実施すると発表。投資単位あたりの金額を引き下げることで、投資家層の拡大を図り、株式の流動性を高めることが目的。      ◆ ▽フィット <1436>  21年4月期の単体業績予想を修正。売上高を従来の52億円から57億5000万円(前期比21.4%増)に、営業利益を2億2000万円から2億9000万円(同83.7%増)にそれぞれ引き上げている。再生可能エネルギーへの関心の高まりからクリーンエネルギー事業の太陽光発電施設に対する需要が増加したことに加え、スマートホーム事業において、従来の請負型から建売型へビジネスモデルを転換したことによる販売棟数の増加および工期短縮や工程改善によるコストの削減により、業績は上ブレる見通し。  また、同社は21年3月期第3四半期累計(20年4月-12月)より連結財務指標を作成しており、連結の通期予想について売上高57億8300万円、営業利益2億9100万円としている。      ◆ ▽Hamee <3134>  21年4月期第3四半期累計(20年5月-21年1月)の連結業績は、売上高90億5500万円(前年同期比4.6%増)、営業利益16億5400万円(同21.6%増)。「コマース事業」が営業利益18億7600万円(同12.6%増)と順調に拡大する中、消費者の行動変容の影響によりEC市場が伸びたことに伴い、ネクストエンジンの収益が大きく拡大した「プラットフォーム事業」が営業利益を7億1100万円(同71.7%増)に伸ばして全体をけん引。連結営業利益の通期予想17億7800(前期比1.9%増)に対する進ちょく率は93.0%で、第4四半期(21年2-4月)の営業利益予想は計算上1億2300万円(前年同期比65.9%減)とかなり保守的な印象。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <16日の注目銘柄>=稲葉製作、Pアンチエイ、コマースワンなど
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2021-03-15 19:00