<7日の注目銘柄>=ディスコ、アルインコ、三谷産業など

▽ディスコ <6146>
21年3月期第4四半期(21年1-3月)の個別売上高は456億8300万円(前年同期比43.5%増)。通期の売上高は1533億5700万円(前期比29.6%増)で、従来予想を5.6%上回っている。また、個別の出荷額は、第4四半期が462億6000万円(前年同期比44.7%増)で、通期は1604億1200万円(前期比36.5%増)。精密加工装置は、5G(第5世代移動通信システム)をはじめ、民生品や車載向けなど幅広い用途で需要が高まり、アジア地域向けを中心にダイサ、グラインダが大幅に増加。消耗品で好採算の精密加工ツールも、顧客の高い設備稼働率などを背景に高水準で推移した。
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▽アルインコ <5933>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の520億5000万円から533億4000万円(前期比4.1%減)に、営業利益を20億5000万円から25億3000万円(同24.2%減)にそれぞれ引き上げている。新型コロナウイルス感染症拡大による業績への影響が想定より限定的で、建設機材やレンタル関連事業、電子機器関連事業の業績回復が進展していることが主な要因。
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▽三谷産業 <8285>
21年3月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の800億円(前期比3.1%増)で据え置いたが、営業利益を20億円から25億円(同1.3%減)に引き上げている。売上高は想定線だが、「情報システム関連事業」において、オリジナルソリューションの「POWER EGG」が好調だったこと、および文教機関向け案件や基幹システムの大型更新案件を獲得できたこと、「樹脂・エレクトロニクス関連事業」において、車載向け樹脂成形品の需要が想定よりも回復していること、「空調設備工事関連事業」において、首都圏および北陸の大型新築工事が順調に進捗したことや、ベトナムにおける設計・積算業務の受託が好調だったことなどにより、営業利益は上ブレる見通し。
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▽日本郵船 <9101>
21年3月期の連結経常利益予想を従来の1600億円から約2000億円(前期比4.5倍)に引き上げている。持分法適用会社OCEAN NETWORK EXPRESS社の21年3月期業績が想定を上回りそうなことが主な要因。航空運送事業や物流事業も堅調な市況が継続している。
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▽高島屋 <8233>
21年2月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の6820億円から6809億円(前期比25.9%減)に減額したが、営業損益を180億円の赤字から135億円の赤字(前期は255億8200万円の黒字)へと、赤字幅を縮小させている。
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▽吉野家ホールディングス <9861>
21年2月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の1723億円から1703億4800万円(前期比21.2%減)に減額したが、営業損益を87億円の赤字から53億3500万円の赤字(前期は39億2600万円の黒字)へと、赤字幅を縮小させている。
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▽ユニフォームネクスト <3566>
21年12月期3月度の売上高は4億8600万円(前年同月比24.0%増)で、2月度の2億6900万円(同7.6%増)から勢いを増している。全国的に高い気温が続いた結果、春夏物の作業服、ポロシャツ等が好調に推移し、売上を牽引。医療制服や事務服もリピーターを中心に月末にかけて順調に進捗した。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<7日の注目銘柄>=ディスコ、アルインコ、三谷産業など
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2021-04-06 17:30