<19日の注目銘柄>=クリナップ、イワキポンプ、藤商事など

▽クリナップ <7955>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の1030億円から1035億円(前期比3.7%減)に、営業利益を7億円から25億円(同強含みの横ばい)にそれぞれ引き上げている。新型コロナウイルス感染症の影響が見通しより軽微だったことや、全社的な経費抑制および原価低減等の施策の効果により、業績は上ブレる見通し。
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▽イワキポンプ <6237>
21年3月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の282億8000万円から281億6200万円(前期比1.7%減)に減額したが、営業利益を13億3200万円から17億600万円(同19.3%減)に引き上げている。同時に、取得期間21年5月14日-6月30日の予定で、上限2億円、27万株(自己株式を除く発行済株式数の1.23%)の自社株買いを実施すると発表。資本効率の向上および経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするとともに、1株当たりの株主価値を高め、株主への利益還元を充実させることが目的。
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▽藤商事 <6257>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の246億円から269億円(前期比6.9%増)に、営業損益を10億円の赤字から3億6000万円の黒字(前期は20億5400万円の赤字)にそれぞれ引き上げている。第3四半期(20年10-12月)に新規大型タイトルとして発売したパチンコ遊技機「Pとある魔術の禁書目録(インデックス)」について、販売が堅調に推移し、導入後も主に若年層を中心としたパチンコファンから高い支持を獲得。パチンコホールのニーズに応え第4四半期(21年1-3月)にかけて追加販売を実施したことが主な要因。この結果、通期の累計販売台数は従来予想の6万5000台を上回る、7万台となる見込み。
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▽マルマエ <6264>
21年8月期3月度の受注残高は、「FPD(フラットパネルディスプレイ)分野」が4億9900万円(前年同月比69.8%増)で、主力の「半導体分野」は、検収は高水準だったが、一部に数カ月分のまとめ発注など、さらに強い受注があったことにより7億5300万円(同25.7%増)に増大。「その他分野」を合わせた合計は12億8000万円(同42.2%増)に伸長した。
今後の見通しとして、「半導体分野」はロジック向けの投資が拡大するなど市場環境は過去最高水準にあり、受注についても多少の山谷はありながらも好調に推移しそうだとし、新規顧客からの量産受注も始まっており、中長期的な拡大の継続を見込んでいる。FPD分野では、市場環境が回復傾向にあるとしている。
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▽加地テック <6391>
21年3月期の単体業績予想を上方修正。売上高を従来の57億円から57億4300万円(前期比10.0%減)に、営業利益を3億円から3億8300万円(同18.6%増)にそれぞれ引き上げている。水素ステーション向け案件をはじめ概ね順調に推移していること、および新型コロナウイルス感染症拡大の影響で見積費用・出張費用をはじめとする営業関連費用の減少により、業績は上ブレる見通し。
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▽高砂熱学工業 <1969>
21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の2700億円から2740億円(前期比14.6%減)に、営業利益を112億円から120億円(同33.0%減)にそれぞれ引き上げている。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<19日の注目銘柄>=クリナップ、イワキポンプ、藤商事など
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2021-04-16 18:15