<21日の注目銘柄>=新光電工、住友ベ、クボタなど

▽新光電気工業 <6967>  21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の1829億円から1880億円(前期比26.7%増)に、営業利益を187億円から233億円(同7.2倍)にそれぞれ引き上げている。テレワーク、オンライン学習の拡大等を背景としてパソコン向けを中心にフリップチップタイプパッケージの売上が想定を超えて増加し、採算性が向上。期前半に需要低迷の影響を受けたリードフレームは、自動車市場の回復等により受注が大きく増加し、セラミック静電チャックは半導体製造装置市場における旺盛な需要を背景に好調を維持した。      ◆ ▽住友ベークライト <4203>  21年3月期の連結業績(IFRS)予想を上方修正。売上収益を従来の2065億円から2090億円(前期比1.2%増)に、事業利益を150億円から165億円(同15.0%増)にそれぞれ引き上げている。「半導体関連材料」は、リモートワーク関連や5G(第5世代移動通信システム)通信、車載用途の需要増を受けて販売が一段と増加したほか、「高機能プラスチック」も自動車およびエレクトロニクス用途において特にアジア市場で想定を上回って推移。全社的なコスト削減活動も順調に進展した。      ◆ ▽クボタ <6326>  取得期間21年4月21日-12月15日の予定で、上限200億円、1100万株(自己株式を除く発行済株式数の0.9%)の自社株買いを実施すると発表。株主還元策として、1株あたりの価値を向上させていくことが目的。      ◆ ▽ヤマシナ <5955>  21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の90億5000万円から93億3000万円(前期比2.1%減)に、営業利益を3億8000万円から5億1000万円(同32.3%増)にそれぞれ引き上げ、一転して大幅増益を見込んでいる。新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて経済活動・個人消費が大幅に落ち込み厳しい状況だったが、経済活動が徐々に再開し「金属製品事業」の販売が想定より好調に推移したことが主な要因。      ◆ ▽TPR <6463>  21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の1500億円から1520億円(前期比14.9%減)に、営業利益を82億円から97億円(同30.3%減)にそれぞれ引き上げている。日本国内での売上高が想定を上回ったこと、および原価低減や経費抑制等の合理化運営の継続が主な要因。      ◆ ▽アイモバイル <6535>  21年7月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の137億1500万円から169億3900万円(前期比13.7%増)に、営業利益を25億円から30億円(同33.6%増)にそれぞれ引き上げている。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <21日の注目銘柄>=新光電工、住友ベ、クボタなど
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2021-04-20 17:30