＜２３日の注目銘柄＞＝ディスコ、銭高組、エレマテックなど

▽ディスコ <6146> 　２１年３月期の連結業績は、売上高１８２８億５７００万円（前期比２９．６％増）、営業利益５３１億６００万円（同４５．７％増）で、営業利益は従来予想を５７億６００万円超過した。半導体メーカーの設備投資意欲が年度を通じて旺盛だったことから精密加工装置であるダイシングソー、グラインダの出荷はアジア地域向けを中心に好調に推移。顧客の設備稼働率が高水準で推移したことから、消耗品で採算の良い精密加工ツールの出荷額も大きく伸長した。業績予想については需要予測が困難なため、１四半期先までを開示。２２年３月期第１四半期（２１年４－６月）について、売上高４６８億円（前年同期比３１．３％増）、営業利益１３２億円（同４２．２％増）としている。 　　　　◆ ▽銭高組 <1811> 　２１年３月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の１０２０億円から１０５７億円（前期比２０．５％減）に、営業利益を２４億５０００万円から４６億円（同２２．７％減）にそれぞれ引き上げている。工事の進捗が予想を上回ったこと、および工事採算の改善に伴い完成工事総利益が増加したことが主な要因。 　　　　　◆ ▽エレマテック <2715> 　２１年３月期の連結業績は、売上高１８０２億１８００万円（前期比２．６％増）、営業利益５４億６３００万円（同１４．６％増）で、営業利益は従来予想を１０億６３００万円超過。第４四半期（２１年１－３月）に限ると、「日本」と「中国」の貢献により、営業利益は１７億３１００万円（前年同期比５５．８％増）に増加している。続く、「収益認識に関する会計基準」を適用した２２年３月期は、売上高１８１０億円（前期比６．４％増）、営業利益６５億円（同１９．０％増）を計画（増減率は２１年３月期に当該会計基準を適用したと仮定して算出）。 　　　　　◆ ▽美津濃 <8022> 　２１年３月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の１５００億円（前期比１１．６％減）で据え置いたが、営業利益を１５億円から３４億円（同４５．７％減）に引き上げている。売上高は想定線だが、在庫コントロールが期末まで順調に進捗したことや、高粗利品の構成比率の上昇、組織のフラット化等による経費管理の強化などにより、営業利益は大幅に上ブレる見通し。 　　　　　◆ ▽プリマハム <2281> 　２１年３月期の連結業績予想を修正。売上高を従来の４３５８億円から４３２６億円（前期比３．５％増）に減額したが、営業利益を２０２億円から２１５億円（同３７．５％増）に引き上げている。売上高は未達だが、香薫等のコンシューマー商品および家庭調理用食肉等、利益率の高い商品の好調継続により、営業利益は上ブレる見通し。 　　　　　◆ ▽表示灯 <7368> 　２１年３月期の単体業績予想を上方修正。売上高を従来の１２６億５８００万円から１３２億３０００万円（前期比１．３％増）に、営業利益を９億５０００万円から１３億３０００万円（同２５．７％増）にそれぞれ引き上げている。 　　　　　◆ ▽ケア２１ <2373> 　２１年１０月期上期（２０年１１月－２１年４月）に１億１６００万円を営業外収益として計上すると発表。２１年４月に開設した認可保育所「うれしい保育園三鷹中原（東京都三鷹市）」の開設にあたり、三鷹市より民間保育所施設整備事業補助金１億１６００万円の交付決定書を受領したことによるもの。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）