<26日の注目銘柄>=東製鉄、福井コンH、マーベラスなど

▽東京製鉄 <5423>  21年3月期の単体業績は、売上高1414億4800万円(前期比21.4%減)、営業利益39億9500万円(同77.0%減)。大幅減益ではあるが、第4四半期(21年1-3月)において、主原料の鉄スクラップ価格が想定を下回ったことなどにより、営業利益は従来予想を9億9500万円超過している。同時に、取得期間21年4月26日-12月31日の予定で、上限20億円、215万株(自己株式を除く発行済株式数の1.8%)の自社株買いを実施すると発表。機動的な資本政策の遂行が目的。     ◆ ▽福井コンピューターホールディングス <9790>  21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の119億円から128億4300万円(前期比3.1%増)に、営業利益を43億2000万円から51億9000万円(同14.5%増)にそれぞれ引き上げている。第2四半期(20年7-9月)以降において、経済産業省が実施しているIT導入補助金制度による販売効果が見られる中で、建築CAD事業、測量土木CAD事業ともに新規販売・既存販売が堅調に推移したことが主な要因。     ◆ ▽マーベラス <7844>  21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の240億円から255億円(前期比0.5%増)に、営業利益を36億円から44億円(同79.7%増)にそれぞれ引き上げている。20年11月に発売した新作ゲームソフト「天穂のサクナヒメ」が引き続き好調に販売本数を伸ばしたほか、21年2月に日本国内およびアジア地域で、3月に北米および欧州で発売した主力IPである「牧場物語」のシリーズ完全新作「牧場物語 オリーブタウンと希望の大地」も世界累計出荷本数が70万本(21年3月26日時点)を突破するなど好調に推移したことが主な要因。     ◆ ▽コロナ <5909>  21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の815億円から821億6000万円(前期比4.4%増)に、営業利益を6億円から9億6000万円(同33.9%増)にそれぞれ引き上げている。20年12月中旬からの寒波到来や防災需要の高まりにより暖房機器の販売が増加したほか、空気清浄・除菌等の機能を備えた多機能加湿装置の販売も想定を上回った。     ◆ ▽新東工業 <6339>  21年3月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の780億円から820億円(前期比20.2%減)に、営業損益を3億円の赤字から17億円の黒字(同64.1%減)にそれぞれ引き上げている。想定以上に下期(20年10月-21年3月)における顧客の生産活動が持ち直したことが主な要因。     ◆ ▽川岸工業 <5921>  21年9月期上期(20年10月-21年3月)、および通期の単体業績予想を修正。上期は売上高を従来の100億円から83億2000万円(前年同期比12.4%減)に減額したが、営業利益を6億円から9億2800万円(同17.3%増)に増額。通期は、売上高は200億円から190億円(前期比4.6%減)に引き下げたが、営業利益を9億円から14億円(同1.8%減)に引き上げている。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <26日の注目銘柄>=東製鉄、福井コンH、マーベラスなど
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2021-04-23 18:15